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 2001年10月28日(2419号)


■一般計量教習、一般計量特別校教習、環境計量特別教習の受講要項を公告

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教習はつくば市の計量研修センターで実施
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 (独)産業技術総合研究所は、一般計量教習の入所試験、一般計量特別教習、環境計量特別教習(濃度関係)、環境計量特別教習(騒音・振動関係)の受講要項を公告した。これらの教習は、計量業務に従事する公務員や指定定期検査機関の職員や、計量士になろうとする人に、必要な技術、実務を教えるもの。従来この業務を担当していた経済産業省計量教習所が、(独)産業技術総合研究所計量研修センターとして、今年中につくばに移転することから、これらの教習はつくば市の計量研修センターで実施される。

 計量士になるためには、経済産業大臣の登録を受けなければならない。これには2つの方法がある。
 ひとつは、計量士国家試験に合格し、かつ経済産業省令で定める実務経験その他の条件に適合する者である。計量士国家試験は毎年1回、3月の第1日曜日に実施される。次回は、2002年3月3日である。

 もうひとつは、計量研修センターの課程を修了し、実務経験などの所定の条件を満たし、かつ計量行政審議会が認めた者である。今回の公告の教習は第2の方法の場合をとる場合に受講する教習課程である。

 一般計量教習の入所試験は、2002年2月1日実施、教習期間は2002年4月8日から7月3日。受験願書提出期間は10月23日から11月22日。

 2001年10月28日(2419号)

 
■(社)広島県計量協会が県と福山市の指定定期検査機関として活動

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指定定期検査機関検討中の団体から問い合わせも
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 (社)広島県計量協会(大塚淳八郎会長)は、広島県と福山市の指定定期検査機関として事業活動を拡充している。

 2001年3月7日付で広島県から指定定期検査機関の指定を受け、4月1日からこれまで県が実施していた約5000個のはかり(分銅・おもりを含む)の定期検査を実施している。同会は定期検査を順調に実施しており、今年度予定の集合検査はすでに終了した。今後はまだ検査を受けていないはかりを調査し、定期検査の徹底をはかっていくことにしている。

 同会は本年7月30日には福山市から指定定期検査機関の指定を受けており、新たに計量法上の特定市(自治法上の特例市)となった福山市の定期検査を実施している。福山市の約3000個の検査(分銅・おもり含む)も11月中には終了する予定である。

 同会は指定定期検査機関の事業を5名の検査員(計量士2名、補助員3名)体制で実施している。計量士2名は協会所属の計量士の中から協会長が任命している。行政当局の支援もある。基準分銅や検査設備は広島県が無償で貸与している。また広島県が年間二千二十二万四千円、福山市が二百三十二万三千円を検査委託料として拠出している。

 同会は1952年に設立され96年に社団法人になっている。99年から県当局と指定定期検査機関に関する打ち合わせを綿密に実施してきたことがスムーズな運営に反映されている。

 土井進同会専務理事は「適正計量の実施を担保するための協会の重要な事業の一つとして発展させていきたい」と意欲的である。  同会へ指定定期検査機関の指定取得を検討している団体などからの問い合わせが増えている。

 同会は指定計量証明検査機関としての指定も受けており、大型はかりを中心に、検査員3名の体制で業務を遂行している。

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