対前年比33.1%減、放射線測定器と公害計測器は微増
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(社)日本電気計測器工業会が調べた7月の電気計測器全体の生産額実績は、416億3000万円となった。対前年同月比で33・1%減となった。今年の最低額であり、対前年同月比についても同様の結果である。このなかで放射線測定器と公害計測器は、それぞれ対前年同月比3・5%増、4・6%増である。
品目別に見ると、約60%を占める電気測定器が対前年同月比で42・4%減になったことが、全体に影響した。電気測定器中の一般測定器(半導体・IC測定器を除く)は、1999年10月からプラスで推移してきており2001年6月までプラスだったが、7月は22ヶ月ぶりにマイナスになった。6種の品目の中でプラスとなっているのは、放射線測定器と公害計測器である。
▽指示計器=5・8億円(対前年同月比13・0%減)▽電力量計=25・3億円(対前年同月比6・3%減)▽電気測定器=242・3億円(対前年同月比42・4%減)▽工業用計測制御機器=114・0億円(対前年同月比18・9%減)▽放射線測定器=11・3億円(対前年同月比3・5%増)▽公害計測器=17・6億円(対前年同月比4・6%増)
(社)日本電気計測器工業会は生産データの概要を会報とホームページ(http://www.jemima.or.jp/leaf/body/04.htm)で公開しており、97年度からの生産額実績、対前年同月比の推移もわかる。