日本計量証明事業協会連合会(為季繁会長)は5月16日(木)午後、千葉県浦安市舞浜のホテルオークラ東京ベイで「創立40周年記念式典」を開いた。同会は1961年(昭和36年)に東京都、大阪府ほか7県の協会代表が集まって設立総会を開いて創立されている。その後計量証明関係の協会がない県に対して協会設立を呼びかけてこれを増やし、会員化してきている。現在28都道府県の計量証明協会と、中央関係の計量証明にかかる4検定協会で構成される全国団体として活動している。
創立40周年式典
日本計量証明事業協会連合会(為季繁会長)の「創立40周年記念式典」が5月16日(木)午後2時から、千葉県浦安市舞浜のホテルオークラ東京ベイで会員・来賓等90名が参加して開かれた。40周年関連行事は式典と祝賀パーティーからなる。
記念式典は午後2時に開会、第1種会員27名、第2種会員24名、第3種会員15名に為季繁会長が感謝状を贈呈した。このあと同氏が式辞にたち「40周年の式典を挙行できることは光栄であり、ご労苦の多かった会員と先輩役員に敬意を表するとともに経済産業省と計量検定所などの皆さまの指導・鞭撻に感謝する」と述べた。つづいて来賓祝辞に移り経済産業省産業技術環境局審議官武田貞生氏、千葉県商工労働部次長三浦弘氏、(社)日本計量振興協会川田裕郎氏(祝辞代読佐藤克哉専務理事)の3氏が演壇に立った。式典は午後3時前に終えて、祝賀パーティーの始まるまでの2時間を平成14年度通常総会に充てた。なお、40周年がらみの事業がこの総会の場で議論された。
2002年4月1日施行の改正計量法の規定により、一般計量証明事業における計量証明書記載事項明確化、登録事業者の標章の導入と虚偽証明書発行などの不正行為の禁止規定が導入されている。同会ではこの改正によって計量証明事業の信頼性向上につなげるため登録事業者の標章(ロゴマーク)付することを会員企業に奨励するとともに、一般計量証明のロゴマーク制度を普及・周知するためのポスターを作成することを40周年記念事業として実施する。
祝賀パーティーは途中に総会を挟んだ後、午後5時に開会、為季会長の挨拶に続き、新任副会長の(財)日本海事検定協会常務理事吉田有二氏が紹介され抱負を述べた。千葉県計量検定所長小野俊一氏が乾杯の音頭をとったあと場をくずしての酒宴が始まった。地域を隔てているため日ごろは直接に計量証明業務に関して意見交換する機会が少ない会員同士が酒席の場をかりての交流の場となった。アトラクションとして千葉県計量証明事業協会会長の泉澤達雄氏とその仲間による津軽三味線の演奏や民謡と踊りの芸が披露されて盛り上がりをみせた。
中締めは午後7時過ぎで、(社)新潟県計量協会計量証明部会長姉崎聖二氏の音頭で1本締めを行った。