(社)福島県計量協会は6月14日午後、「計量法施行および(社)福島県計量協会創立50周年記念式典」を福島市の杉妻会館で開いた。この催しは昭和27年の計量法の施行と同会創立50周年をあわせて祝う式典で、佐藤栄佐久福島県知事が出席し祝辞述べるとともに知事表彰(長澤圭祐、新城健一、西谷忠久、國岡英司、山野邊中衛の5氏)、知事感謝状(宗形久一、望木昌彦の2氏)を手渡した。祝辞を述べた来賓は経済産業省計量行政室長佐々木正氏、福島市長瀬戸孝則氏(祝辞代読・商工観光部次長)、(社)日本計量振興協会会長飯塚幸三氏(祝辞代読・佐藤克哉専務理事)の各氏。
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第1部の式典では福島県協会創立記念特別功労者感謝状、福島県計量協会平成14年度計量功労者表彰も行われた。【福島県協会創立記念特別功労者感謝状】@西谷嘉久、A富永健男、B山田長平、C佐藤恒吉、D内藤正次、D鷺定明、E銘形賢一、F鈴木勝幸、G安部信幸、H遠藤道行、I原田清治、J高橋五雄の11氏。【福島県計量協会平成14年度計量功労者表彰】@渡辺百合子、A石井力夫、B伊東喜一、C木村宗一郎、D渡辺勝男、E遠藤武男、F内山隆夫、G菅野正光、H小沼崇の9氏。
式辞は福島県計量協会会長須田正一氏が行い、「時代は輝かしい21世紀を迎え、国際化、地方分権、規制緩和という計量界は大きな変革期にあるが、計量を通じて世の中に役立つよう会員一同誠心誠意努力していく所存である」と述べた。
第2部は記念講演会で、式典につづいて午後3時45分に開会した。講師は地元の有力スーパーの創業者潟ークベニマル相談役の大高善兵衛氏で「未来へつなぐ経営と人づくり」の演題で、1時間15分にわたって経営のこつと人づくりを語った。ヨークベニマルから他社へ引き抜かれた人材が経験した手法を利用できるのは3年で、以後になると状況が変化してしまうため大概は駄目になる、という事例を紹介した。変化に対応することは大事だが、それができる人材は少ないということが語られた。
第3部は祝賀会で午後5時15分に開会、挨拶に立った富永健男副会長はこの日、式典と講演会の開催中に行われていたワールドカップ予選リーグ戦で、日本がチュニジアを破って決勝トーナメントに進出することが決まったことを伝えると会場からはどよめきと拍手がおこった。つづいてアトラクションとして祝いの舞吟があり、協会専務理事の高橋稔氏の吟(日本詩吟学院岳風会正師範高橋洲岳)、舞は静山流静慧会師範大槻燿慧静氏で演目「名槍日本号」を披露した。日本計量振興協会特別顧問小野田元氏の音頭で乾杯し、賑やかに懇親の輪をひろげたのち、午後7時協会副会長の西谷忠久氏の音頭で中締めをして閉会した。