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 2002年12月15日(2472号)


■ 10-12月期景況判断は前回見通しから悪化  7〜9月期の設備投資額は4期連続減少、経常利益は増加

  内閣府幹部は景気動向が変わってきた可能性示唆

  経済見通しは一進一退で推移しており、先行きの不透明感は依然として強い。内閣府・経済社会総合研究所が発表した10月の景気動向指数は、先行指数が44・4%、一致指数が88・9%、遅行指数が33・3%だった。先行指数は、景気判断の分かれ目である50%を昨年12月以来10カ月ぶりに下回った。財務省が発表した景気予測調査(11月調査)では、大企業全産業でみた10─12月期景況判断指数はマイナス5・9%で、前回8月調査時の見通し(マイナス0・2%)から悪化した。

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 内閣府の10月の機械受注統計は、民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の受注額は前月比4・1%減の8299億円とマイナスに転じた。財務省が発表した国際収支によると、10月の経常黒字は2カ月ぶりに前年比プラス。

 財務省が12月5日発表した02年7−9月期の法人企業統計調査(金融・保険業を除く資本金1000万円以上の1万9191社回答)によると、全産業の設備投資額(ソフトウエア投資額を除く)は前年同期比13・9%減の9兆2361億円で、4期連続の減少。一方、経常利益は20・5%増の7兆2168億円と5期ぶりに増加。

 製造業の設備投資額は、23・1%の大幅減。製造業の経常利益は48・8%の大幅増。全産業の売上高は5期連続減少。

 対中日10月輸出 電機計測機器は58.2%の伸び

 2002年10月分貿易統計(輸出確報、輸入速報)によると、電気計測機器の対中国輸出は64億4700万円で58・2%の伸び率。対中国輸出全体は4804億3300万円で、電気計測機器は1・3%を占める。対中国輸入は12億6000万円で27・6%の伸び。対中国輸入全体は7521億1700万円で構成比は0・2%。対中国貿易全体では大幅な入超だが、同機器は輸出額が輸入額の約5倍。電気計測機器の全世界への10月輸出額は653億1200万円、輸入額は345億1600万円。対中国貿易は輸出で9・9%、輸入で3・7%を占める。

 2002年12月15日(2472号)

■   NITE MLAP6事業者認定 

 (独)製品評価技術基盤機構(NITE)は、10月17日、11月13日付けで、計量法の特定計量証明事業者として6事業者の認定を行った。

 特定計量証明事業者認定制度(MLAP)は、ダイオキシン類等の極微量物質の計量証明の信頼性向上を図るために導入された制度。ダイオキシン類の計量証明事業は、MLAP認定事業者でないと出来ない。

 事業所名、認定番号、所在地、認定の区分、認定の有効期限の順。

【10月17日取得】

◇住鉱テクノリサーチ(株)=RYL0010、愛媛県新居浜市西原町3−5−3、大気中のダイオキシン類水又は土壌中のダイオキシン類、平成17年10月16日
◇(株)ニッテクリサーチ=RYL0020、兵庫県姫路市広畑区富士町1、同、同
◇(株)コベルコ科研=RYL0030、兵庫県神戸市西区高塚台1−5−5、同、同
◇(株)エスビーシーテクノ九州=RYL0040、大分県大分市大字西ノ洲1、同、同

【11月13日取得】

◇(株)苫小牧臨床検査センター=N−0035−01、北海道苫小牧市日吉町2−3−9、同、平成17年11月12日
◇(財)千葉県薬剤師会検査センター=N−0036−01、千葉県千葉市中央区中央港1−12−11、同、同

 

 2002年12月15日(2472号)

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