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 2003年1月19日(2475号)


■8日、計量関係中央団体合同の新年会開かれる 計量界の発展が産業の発展ささえると意気込む

飯塚日計振会長が主催者あいさつ、中村局長が祝辞・・全国各地でも2月初旬まで新年会開催

 計量計測関連業界の2003年が始まった。計量計測関係の8団体と本紙が主催する「計量業界新年賀詞交歓会」が1月8日、東京都港区の虎ノ門パストラルで開かれ、主催団体の関係者、経済産業省、産総研、関東地区の計量行政関係者など約100名が参集した。参集者は「新しいニーズに対応した計量界の発展が産業の発展ささえる源泉」と意気込む。全国各地でもこれから2月初旬まで計量関係団体の新年会が開催される。

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 「計量業界新年賀詞交歓会」は11時開会。飯塚幸三(社)日本計量振興協会会長が主催の8団体1社を代表してあいさつした。来賓を代表して中村薫経済産業省産業技術環境局長と田中充(独)産業技術総合研究所計測標準研究部門副部門長が祝辞を述べた。萩原まき子東京都計量検定所長が、乾杯の発声をし、参会者はなごやかに新年のあいさつを交わした。中締めは、竹内隆(社)日本分析機器工業会会長。

 飯塚会長はあいさつで「昨年のノーベル賞のダブル受賞、そのなかで田中耕一さんの受賞は一技術者の受賞だ。計量計測技術の価値が認められ、重要性が評価された」とし、「計量標準は人体にたとえると血液にあたる。この血液の流れの体制はまだ十分でなく、今後の発展のために知恵を出し合ってがんばりたい」と述べた。

 中村局長は祝辞のなかで「計量技術では日本は世界でも有数の国であり、さらに能力を高めて世界に貢献していただきたい」と期待を表明し「政府も11月に京都で開催される法定計量関連の国際会議でリーダーシップを発揮していきたい」とした。中村氏はまた「計量界の発展が産業の発展をささえる源泉である」と述べた。田中充氏は、今年、産総研が「計量標準100周年」としてさまざまな事業を企画していることなどを紹介した。 

 2003年1月19日(2475号)

■ <新年会>(社)神奈川県計量協会など8団体共催

  (社)神奈川県計量協会など神奈川県の計量関係8団体は共同で「平成15年新年賀詞交歓会」を、1月10日午後2時から、横浜市のホテルリッチ横浜で開催し、約100名が参集した。

 加島淳一郎(社)神奈川県計量協会副会長が主催者を代表してあいさつした。来賓を代表して渡部胖神奈川県商工労働部次長、安藤直樹横浜市消費経済課長、印南武雄(社)日本計量振興協会常務理事(飯塚幸三会長の代理)が祝辞を述べた。横須賀健治(社)神奈川県計量協会常務理事が乾杯の発声をした。中締めは、片桐勇吉神奈川県計量証明事業協会会長。

 加島副会長は「県内の計量関連団体を統合する方向で検討を重ねてきたが、近く開かれる臨時総会で審議する」と報告した。また「現在は逆風が吹いているが、がんばれば追い風になる。がんばろう」と述べた。渡部商工労働部次長は「『群羊を駆って猛虎を攻む』という故事のように、力を結集して不況を打ち破ってもらいたい」と述べた。

 2003年1月19日(2475号)

         周波数標準の供給を開始

 新たに周波数標準の供給開始が決まった。昨年12月20日、経済産業省で開かれた平成14年度第2回計量行政審議会計量標準部会(大園成夫会長)が議決した。部会は、通信機器分野などの関連業界から供給を強く求められていた周波数の特定標準器の指定及び校正等の実施について審議。新たに計量法第134条第1項の特定標準器として「協定世界時に同期した原子時計」を指定し、校正を実施することを決めた。また、電気等(高周波電力)の校正範囲を拡大することも決めた。

 12月2日付の平沼赳夫経済産業大臣の特定標準器の指定及び校正に関する諮問に答えたもの。
(詳細は次号以下)

 2003年1月19日(2475号)

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