■電気計測機器の2月輸出額は652億8700万円 −対中国輸出は対前年比41.6%増−厳しい消費者動向
財務省が3月24日発表した2月分貿易統計(速報)によると電気計測機器の2月の輸出額は652億8700万円で対前年比17・5%、輸入額は362億3300万円で対前年比5・3%増だった。輸出額から輸入額を差し引いた貿易全体の黒字額は前年同月比20・4%増の9362億円と2カ月ぶりに増加した。対アジアを中心に輸出が伸び、輸入の伸び幅を上回った。輸出は同7・6%増の4兆3273億円と11カ月連続の増加。輸入は同4・5%増の3兆3911億円。
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電気計測機器の対中国の2月の輸出額は73億1400万円で対前年比41・6%増と大きな伸びを示している。
主要地域を見ると対アメリカが182億7500万円(2・9%減)、対EUが102億9500万円(3・7%増)、対アジアが323億1100万円(38・9%増)であり、対中国の伸びは際だっている。対中国輸出は電気計測器輸出額の11・2%、対アジアの22・6%を占める。地域別の2月輸出総額における電気計測機器の占める割合は、対アメリカが1・7%、対EUが1・5%、対アジアが1・7%、対中国が1・4%である。
電気計測機器の対中国輸入額は、12億9400万円で対前年比20・0%増。対アメリカ174億7200万円(13・1%減)、対EU110億7300万(37・4%増)、対アジア43億6600万円(9・9%増)。対アメリカの10%超の減が目につくとともに、輸入でも対中国が大幅に増えている。対中国輸入は電気計測器輸入額の3・6%、対アジアの29・6%を占める。地域別の2月輸入総額における電気計測機器の占める割合は、対アメリカが3・4%、対EUが2・6%、対アジアが0・3%、対中国が0・2%である。
2月の輸出全体に占める電気計測機器の構成比は1・5%、輸入では1・1%である。
厳しい消費者購買動向
2月の全国スーパーの売上高は、前年同月比1・4%減で8カ月連続、全国百貨店は0・5%減で11カ月連続で前年割れとなった。一方、主要コンビニエンスストアは1・6%増と20カ月ぶりにプラスに転じた。