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 2003年3月30日(2484号)


■電気計測機器の2月輸出額は652億8700万円 −対中国輸出は対前年比41.6%増−厳しい消費者動向

  財務省が3月24日発表した2月分貿易統計(速報)によると電気計測機器の2月の輸出額は652億8700万円で対前年比17・5%、輸入額は362億3300万円で対前年比5・3%増だった。輸出額から輸入額を差し引いた貿易全体の黒字額は前年同月比20・4%増の9362億円と2カ月ぶりに増加した。対アジアを中心に輸出が伸び、輸入の伸び幅を上回った。輸出は同7・6%増の4兆3273億円と11カ月連続の増加。輸入は同4・5%増の3兆3911億円。

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  電気計測機器の対中国の2月の輸出額は73億1400万円で対前年比41・6%増と大きな伸びを示している。

 主要地域を見ると対アメリカが182億7500万円(2・9%減)、対EUが102億9500万円(3・7%増)、対アジアが323億1100万円(38・9%増)であり、対中国の伸びは際だっている。対中国輸出は電気計測器輸出額の11・2%、対アジアの22・6%を占める。地域別の2月輸出総額における電気計測機器の占める割合は、対アメリカが1・7%、対EUが1・5%、対アジアが1・7%、対中国が1・4%である。

 電気計測機器の対中国輸入額は、12億9400万円で対前年比20・0%増。対アメリカ174億7200万円(13・1%減)、対EU110億7300万(37・4%増)、対アジア43億6600万円(9・9%増)。対アメリカの10%超の減が目につくとともに、輸入でも対中国が大幅に増えている。対中国輸入は電気計測器輸入額の3・6%、対アジアの29・6%を占める。地域別の2月輸入総額における電気計測機器の占める割合は、対アメリカが3・4%、対EUが2・6%、対アジアが0・3%、対中国が0・2%である。

 2月の輸出全体に占める電気計測機器の構成比は1・5%、輸入では1・1%である。

厳しい消費者購買動向

 2月の全国スーパーの売上高は、前年同月比1・4%減で8カ月連続、全国百貨店は0・5%減で11カ月連続で前年割れとなった。一方、主要コンビニエンスストアは1・6%増と20カ月ぶりにプラスに転じた。

 2003年3月30日(2484号)

 

 ■業務用大型ガスメーターに欠陥 作動不良、ガス漏れの可能性

  大規模料理飲食店、ホテル、工場など主として業務用に使用する30号以上の大型ガスメーターの一部に、遮断弁の作動不良や微量のガス漏洩が発生する恐れがあることが判明した。

 都市ガス事業者は該当製品の点検と全数交換を実施する。
(詳細は次号以下)

 2003年3月30日(2484号)

 

■近江度量衡が中国上海に現地法人設立 計量システムづくり事業を展開

 特殊はかりや計量と制御のシステムメーカーの近江度量衡(株)(滋賀県草津市東矢倉3−11−70、平野將社長)は、中国の上海保税地区に現地法人「奥密度量衡(上海)国際貿易有限公司」を設立し、3月21日から営業を開始した。

 同社は、エンジニアリングのライセンスも取得しており、主に計量システムづくり事業を展開していく。平野社長は「中国現地法人の設立は、計量管理や品質管理の自動化を嘱望している顧客の要望に対応したものであり、当社の技術でこれらに応えていく」と意欲を語っている。

【奥密度量衡(上海)国際貿易有限公司】上海市漕宝路80号803室、大展覧商務ビル、TEL(+86)21−6432−6717、FAX(+86)21−6432−5224
【近江度量衡(株)本社営業部】滋賀県草津市東矢倉3−11−70、TEL077−562−7111、FAX077−562−7116

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