■NPO「トレーサビリティ研究協会」を設立 −設立祈念講演会を開催− 計量トレーサビリティの普及をめざす 協会設立祈念講演会開催 4月26日(土)大阪市で
松下電器産業で長年にわたり計量のトレーサビリティの構築、普及を進めてきた鎌田三雄氏らを中心に、NPO(特定非営利活動法人)の「トレーサビリティ研究協会」(鎌田三雄理事長)が設立され、活動を始めた。同協会は2002年8月28日付で大阪府知事からNPO認証された。協会の創立を記念し、4月26日(土)に(独)産業総合技術研究所計量標準総合センター(NMIJ)の小野晃氏を講師に記念講演会を開催する。また同協会では、新規会員を募集している。
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「トレーサビリティ研究協会」は、国内企業・行政機関において計測・計量活動をしてきた人々が中心となり発足。「計測・計量トレーサビリティ思想を啓発・普及する事業を進め、日本や国際社会における学術文化、産業経済、環境および教育の各分野に貢献する」ことを目的とし、計測・計量トレーサビリティを市民社会に普及させるための活動をしていく。
同協会の主な事業内容は、▽正しい計測普及のための社会教育の推進▽「測る文化」の振興を通じて文化・芸術・スポーツ振興への支援▽国際的に共通な「SI単位」と国際的な計測情報の普及による世界に通用する計測人材の育成▽環境を測る技術と仕組みの創出による環境保護推進▽計測・計量関係資料の企画出版▽計測計量システムや計測技術に係わるコンサルティング▽計測計量技術セミナー開催。
現在、約30名の会員を登録している。会員は、正会員、賛助会員、準会員の3種類。同協会は「計量計測分野の技術と管理に携わる各分野、各機関、個人からの専門的な学識経験と新しい人材の活動参加と活動支援で、『測る文化』の定着とレベルアップのための社会貢献を実現するために、ぜひ協力してほしい」と参加を呼びかけている。
「トレーサビリティ研究協会」の創立を記念し、4月26日(土)に(独)産業総合技術研究所計量標準総合センターの小野晃氏を講師に記念講演会を開催する。鎌田三雄氏が同協会の紹介と活動方針を説明する。
【日時】平成15年4月26日(土)、13時〜16時30分
【会場】(株)中央電気倶楽部(大阪市北区堂島浜2−1−25)、5階大会議室
【プログラム】第1部=▽NPOトレーサビリティ研究協会について▽活動方針の説明「市民社会の計測トレーサビリティ活動を目指して」(理事長・鎌田三雄)
第2部=講演「計測・計量標準開発と社会普及の重要性」((独)産業技術総合研究所計量標準総合センター部門長理学博士・小野晃)
第3部=懇親会(16時30分〜19時):ホテルアンビエント堂島
【参加費】▽講演会=会員1000円、一般2000円、▽懇親会=4000円(希望者のみ)
【問い合わせ先】トレーサビリティ研究協会=〒556−0014、大阪市浪速区大国1−12−23−304、TEL 06−6636−1960、FAX 06−6636−1892、e-mail:kamadam@ann.hi-ho.ne.jp