■<NMIJ> 計量標準100周年記念式典・シンポジウム=5月20日日経団連会館、田中耕一氏も講演 計量標準のあり方や役割を示す
(独)産業技術総合研究所計量標準総合センター(NMIJ)は、平成15年5月20日(火)に我が国の計量標準100周年を記念して東京千代田区の経団連会館で「計量標準100周年記念式典・記念シンポジウム」を開催する。1903年に中央度量衡器検定所が開設され、計量標準の普及が始まってから100年。計量標準は科学や産業の計量計測基盤として産業活動の発展に貢献してきた。講演・シンポジウムでは、100年の軌跡を振り返るとともに、これからの計量標準のあり方や新たな役割について示す。
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計量標準は、1903年の中央度量衡器検定所開設と同時に組織的な普及が始まった。現在、産業の高度化や持続的な成長のための技術基盤であり、DNA計測やダイオキシン極微量分析等の国民生活の安全・安心のための計測分析基盤として重要な役割を担っている。
記念講演会・シンポジウムでは、「計量標準研究所の役割」と題して、アメリカ・イギリス・シンガポールから計量研究の第一人者を招いてパネルディスカッションを行う。また、昨年ノーベル科学賞を受賞した<CODE
NUM=01F1>島津製作所フェローの田中耕一氏が「ソフトレーザー脱離イオン化の起源と発展」の特別講演を実施する。講演会・シンポジウムの後、記念式典・祝賀会を開催する。
さらに、5月21日(火)には、「つくば見学会・計量標準セミナー」を開催する。
【日時】平成15年5月20日(火)、10時〜19時30分
【場所】経団連会館(東京都千代田区大手町1−9−4)
【記念シンポジウム】◇会場=14階経団連ホール
◇研究講演=▽10時10分〜40分:「ナノテクノロジーにおける計量標準」小島勇夫(計測標準研究部門先端材料科長)▽10時40分〜11時10分:「産業を支える長さ標準とその進化戦略」松本弘一(計測標準研究部門副部門長)◇招待講演=▽11時10分〜40分:「計量の一世紀を振り返って」飯塚幸三((社)日本計量振興協会会長)▽11時40分〜12時10分:「未来に賭ける科学技術−そこに果たす計量標準の役割」長島昭(慶応義塾大学教授)◇特別講演=13時30分〜14時10分:「ソフトレーザー脱離イオン化の起源と発展」田中耕一((株)島津製作所フェロー)◇パネルディスカッション=14時20分〜15時40分:「
計量標準研究所の役割」田中充(計測標準研究部門副部門長)、Dr.Karen B-rown(米国・国立標準研究所副所長)、Dr. Bob
McGuiness(英国・国立物理学研究所所長)、Dr. Lam Kong Hong (シンガポール・国立計量標準センター所長)
【記念式典】◇時間=16時〜17時◇会場=14階・経団連ホール
【記念祝賀会】◇時間=17時30分〜19時30分◇会場=11階・国際会議場
【問い合わせ先】計量標準100周年記念式典事務局、東京都渋谷区代々木3−31−5アルカサール2F、TEL03−5304−1613、FAX03−3370−6160、E-mail:keiryo@mc-gs.com