品目別に見ると、指示計器が5億4000万円(対前年同月比6・1%増)、電力量計は28億2000万円(同16・0%増)である。
電気測定器は166億6000万円で対前年同月比17・2%増となった。電気測定器内の半導体・IC測定器が好調で、87億円(同60・0%増)となり、4月で対前年同月比が2002年7月以降10カ月連続の増加である。
工業用計測制御機器は80億2000万円(同8・1%減)。4月で対前年同月比が2002年9月以降、8カ月連続の減少となった。
放射線測定器は5億5000万円(同32・5%減)、環境計測機器25億円(同38・9%増)である。
5月の機械統計速報(経済産業省)によると、半導体・IC測定器は好調を維持しており、5月の生産額は105億7700万円で、前月比21・3%増。
電気計測機器の5月輸出入−対中国輸入が対前年比39.7%増
財務省が6月27日発表した5月分貿易統計(輸出確報、輸入速報)によると電気計測機器の5月の輸出額は646億8700万円で対前年比17・9%、輸入額は320億2900万円で同0・1%減だった。
電気計測機器の対中国の5月の輸出額は70億2700万円で同26・0%増。対中国輸出は電気計測器輸出額の10・9%を占める。電気計測機器の輸出額を主要地域別に見るとEU、アジアが好調である。対中国輸入額は、18億3400万円で対前年比39・7%増。対アメリカの10%超の減が目につくとともに、輸入で対中国が大幅に増えている。
対中国輸入は電気計測器輸入額の5・7%を占める。