■6月の計量計測機器生産=精密測定機は前年同月比26.3%増
経済産業省が8月13日に発表した6月分の機械統計確報によると、精密測定機(光学測定機を含む)の生産額は45億4500万円で、前月比4・1%増、前年同月比では26・3%増と好調である。電気計測器は、半導体・IC測定器が前年同月比増となったが、電気測定器(ICテスタを除く)、工業用計測制御機器は減った。工業用計重機、分析機器も増えている。
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精密測定機の生産数量もこの1年では最も多い2万2127台で前年同月比35・0%増となった。日本精密測定機器工業会のまとめでは、ゲージ(ブロックゲージ含む)は4億2400万円(同11%減)、その他の工業用長さ計は18億700万円(同21%増)である。
電気計測器では、電気測定器(ICテスタを除く)が83億3500万円(前年同月比15・9%減)。半導体・IC測定器が143億5600万円(同110・7%増)、数量は406台(同41・0%増)。工業用計測制御機器は104億800万円(同13・1%減)である。
工業用計重機は28億6300万円で前月比16・0%増、前年同月比16・1%増。分析機器は105億2800万円で、前月比で6・2%増、前年同月比で11・9%増となった。また生産数量はこの1年で最も多い2万3903台(同29・5%増)。試験機は17億7600万円(同39・4%増)、測量機器は17億2200万円(同8・6%増)。