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 2003年9月14日(2506号)


■【6月の電気計測器生産額は395億円】半導体・IC測定器、12ヶ月連続で増加

 (社)日本電気計測器工業会のまとめによると、6月の電気計測器全体の生産額実績は、395億600万円で、対前年同月比で18・8%増となった。電気計測器は指示計器と工業用計測制御機器を除いて好調だが、とくに電気測定器内の半導体・IC測定器が好調で、対前年同月比が2002年7月以降6月まで12カ月連続で増加している。

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 5月の生産額は321億5900万円であり、対前月比でも22・8%増である。03年1月から6月までの半年間の生産額は2529億7300万円で、前年比11・4%増。

 品目別に見ると、指示計器が4億9800万円(対前年同月比0・4%増)、電力量計は27億1700万円(対前年同月比30・3%増)である。

 電気測定器は226億9200万円で対前年同月比39・8%増と好調である。特に電気測定器内の半導体<CODE NUM=00A5>IC測定器は、143億5600万円(対前年同月比126・9%増)となり、6月で対前年同月比が02年7月以降12カ月連続の増加である。

 工業用計測制御機器は104億800万円(対前年同月比13・1%減)。6月で対前年同月比が02年9月以降、10カ月連続の減少となった。

 放射線測定器は9億9900万円(対前年同月比23・5%増)、環境計測機器21億9200万円(対前年同月比32・4%増)と共に好調である。

  2003年9月14日(2506号)

【電気の7月輸出は704億円】対中国輸入が前年比55.0%増

  財務省が8月28日発表した7月分貿易統計(輸出確報、輸入速報)によると電気計測機器の7月の輸出額は704億1400万円で対前年比14・7%増、輸入額は336億500万円で対前年比6・1%減だった。7月の輸出全体に占める電気計測機器の構成比は1・5%、輸入では0・9%である。

 輸出額から輸入額を差し引いた貿易全体の黒字額は前年同月比6・9%増の7962億9700万円。輸出は、欧州連合(EU)10・1%増、アジア12・7%増と引き続き好調である。米国向けの輸出は7・3%減。輸入は8・2%減。

 中国に目を向けてみると、電気計測機器の対中国の7月の輸出額は74億1400万円で対前年比7・8%増。対中国輸出は電気計測器輸出額の10・5%を占める。
 電気計測機器の輸出額を主要地域別に見ると対アメリカが2 1 4 億4 000万円(15・5%増)、対EUが107億5600万円(12・9%増)、対アジアが332億5900万円(13・5%増)と好調である。

 地域別の7月輸出総額における電気計測機器の占める割合は、対アメリカが1・8%、対EUが1・6%、対アジアが1・5%、対中国が1・3%である。

 電気計測機器の対中国輸入額は、18億7600万円で対前年比55・0%増。対アメリカ162億9500万円(14・0%減)、対EU93億7800万(6・6%減)、対アジア57億8000万円(31・3%増)。対アメリカの大幅減が目につくとともに、輸入で、金額はまだ少ないが対中国が大幅に増えている。

 対中国輸入は電気計測機器輸入額の5・6%を占める。地域別の7月輸入総額における電気計測機器の占める割合は、対アメリカが2・8%、対EUが1・9%、対アジアが0・3%、対中国が0・3%である。

  2003年9月14日(2506号)

<NPOトレーサビリティ研究協会>東京で創立記念講演開催 日時:2003年9月27日(土)場所:(財)日本科学技術振興財団 科学技術館 第3会議

 NPOトレーサビリティ研究会(鎌田三雄理事長)は、2003年9月27日(土)に東京・千代田区の科学技術館で、首都圏計測トレーサビリティ講演会を開催する。

 協会の創立を記念した講演会となる。(独)産業技術総合研究所計量標準総合センター総括研究員工学博士吉田春雄氏が「製造業復活のための計測標準の課題」と題し、講演を行う。

 同研究会は、国内企業・行政機関において計測・計量活動をしてきた人々が中心となり発足。「計測・計量トレーサビリティ思想を啓発・普及する事業を進め、日本や国際社会における学術文化、産業経済、環境および教育の各分野に貢献する」ことを目的とし、計測・計量トレーサビリティを市民社会に普及させるための活動をしていく。2002年8月に大阪府知事からNPO(特定非営利活動法人)認証された。

【日時】2003年9月27日(土)、13時〜16時30分

【場所】(財)日本科学技術振興財団 科学技術館 第3会議室(東京都千代田区北の丸公園2−1、TEL03−3212−3939)

【プログラム】◇第1部=▽NPOトレーサビリティ研究協会について(理事長挨拶)▽運営方針、事業計画(加藤芳孝副理事長)▽活動方針の説明:「市民社会の計測トレーサビリティ活動をめざして」鎌田三雄理事長◇第2部=講演(15時〜16時30分)「製造業復活のための計測標準の課題」産総研計量標準総合センター計測標準研究部門総括研究員併任電磁気計測科長工学博士吉田春雄氏◇第3部=懇親会(科学技術館地下「グリーンハウス」)

【会費】TRA会員:千円、一般:2千円、懇親会(希望者のみ)5千円

【問い合わせ・申込み】NPO トレーサビリティ研究協会(大阪市浪速区大国1−12−23−304、TEL06−6636−1960、FAX06−6636−1892、 Email:kamadam@ann.hi-ho.ne.jp

 

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