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 2003年10月26日(2512号)


■『計測標準フォーラム』第1回合同講演会 11月21日(金)大田区産業プラザPio

 計測標準フォーラムは、11月21日(金)、東京大田区で「計測標準フォーラム」(独)産業技術総合研究所計量標準総合センター(NMIJ)と日本NCSLIの第1回合同講演会を開催する。午前中は吉村宇一郎経済産業省管理システム標準化推進室長とNCSLI次期会長DaveAgy氏を招いての基調講演が行われる。午後はNMIJ、日本NCSLIに分かれて講演会が開かれる。

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  計測標準フォーラムは、わが国における計量標準の国際的な同等性確保及び相互承認に向けた体制作りに寄与することを目的に、経済産業省産業技術環境局知的基盤課の支援を得て、2000年12月に発足した。今回の合同開催は、昨年までそれぞれ単独で行っていた講演会を合同開催とすることで計測関連の講演・情報発信の集大成としての「計測標準フォーラム」を発展させたいとするもの。

 午前中は、吉村宇一郎産業技術環境局管理システム標準化推進室長と、NCSLI次期会長DaveAgy氏が基調講演を行う。午後は、NMIJが7講演、日本NCSLI7講演と分かれて講演会が開かれる。

【日時】2003年11月21日(金)、10時〜17時

【会場】大田区産業プラザPio(東京都大田区南蒲田1−20−20)

【参加費】事前申込み4千円(当日5千円)

【プログラム】
◇1階大展示ホール
▽挨拶(徳増有治経済産業省知的基盤課長、小野晃NMIJ計測標準研究部門長、早川和己日本NCSLI会長)
▽基調講演=世界の認証制度の現状と動向(吉村宇一郎経済産業省産業技術環境局管理システム標準化推進室長)、NCSLI Internationalの現状報告(DaveAgy NCSLI次期会長)

◇NMIJ講演会(1階大展示ホール)
▽高周波・電磁界標準の開発と供給体制の整備(小見山耕司)
▽真空標準(平田正紘)
▽石油大流量の国家標準施設の紹介(嶋田隆司)
▽平面度と真直度の標準化(高辻利之)
▽振動加速度標準の現状と展開(大田明博)
▽気体中微量水分標準の開発(北野寛)
▽温度標準の現状と展開(新井優)

◇日本NCSLI講演会(4階コンベンションホール)
▽2001年相互認証協定以降における欧州の温度校正認証の現状(Dr.Leigh Tipping)▽A2LAにおける一軸試験機の校正(東城琢郎)
▽次世代AC−DCトランスファー標準を目指して(佐々木仁)
▽E-Labstation Calibration System Manager(吉田栄一)
▽空気コンデンサの環境特性及びその補正式(春日誠)
▽計測における不確かさ評価の研究(DMM DCレンジの校正)(荻田英治)
▽市民社会における計測のトレーサビリティを目指して(鎌田三雄)

【問い合わせ】産総研計量行政調査室:滝田、TEL029−861−4120、E-mail:nmij-seminar@m.aist.go.jp

  2003年10月26日(2512号)

■【計量史をさぐる会2003を開催】伊能忠敬基準尺の再実測成果など報告

 日本計量史学会、(社)計測自動制御学会力学量計測部会は共同で「計量史をさぐる会2003」を、10月18日、東京都墨田区の江戸東京博物館会議室で開催し、53人が参加した。

 今年は、日本計量史学会が参画している、文部科学省関連予算による『近代日本計量関係実物資料の成立過程の研究』から「伊能忠敬基準尺の再実測」の報告など3件の研究報告と3件の研究が発表された。

 さぐる会終了後、江戸博内のレストランで懇親会も開催された。計量史を共通項に広い分野からの参加者は、旧交を温めたり、研究発表会では質疑しきれなかった事項を掘り下げて、話し合った。

 さぐる会は毎年、講演や計量の歴史に関する研究発表、報告などを実施し、計量史関連の興味深い事物、施設などを見学している。同会は関心を持つ人はだれでも参加できる。

 さぐる会は、(社)日本計量振興協会、産業考古学会、技術史教育学会が協賛し、(株)日本計量新報社が後援している。発表内容と発表者は次のとおり。

◇第1部研究報告
▽『近代日本計量関係実物資料の成立過程の研究』伊能忠敬基準尺の再実測=総括(大網功)、測定方法(小宮勤一)、測定結果(仙田修)、考察(高田誠二)
▽フランス計量史資料現地調査報告=西田雅嗣
▽茨城県古河市古河歴史博物館所蔵資料紹介「鷹見泉石の測量・計量器具」=永用俊彦

◇第2部研究発表
▽南部領の古枡(吉田和彦)
▽小判品位の完全非破壊分析法(西脇康、今村徹)▽ダイヤゴナル副尺の歴史(1)(松本栄寿)(発表の概要は次号以下)

  2003年10月26日(2512号)
 

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