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    2004年1月18日(2522号)


■【中央団体合同の新年会開かれる】新しい芽吹きが期待される年 飯塚日計振会長が主催者あいさつ 小川産業技術環境局長が祝辞

  計量計測関係の7団体と本紙が主催する「計量業界新年賀詞交歓会」が1月7日、東京都港区の虎ノ門パストラルで開かれ、主催団体の関係者、経済産業省、産総研、関東地区の計量行政関係者など約120名が参集した。参集者は、今年こそ景気が力強く回復することを期待するとともに、社会の基礎となる計量の発展への意気込みを語っていた。全国各地でもこれから2月初旬まで計量関係団体の新年会が開催される。(関連記事4面)

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 「計量業界新年賀詞交歓会」は11時開会。飯塚幸三(社)日本計量振興協会会長が主催の7団体1社を代表してあいさつした。来賓を代表して小川洋経済産業省産業技術環境局長が祝辞を述べた。
小野晃(独)産業技術総合研究所計測標準研究部門長が、乾杯の発声をし、参会者はなごやかに新年のあいさつを交わした。中締めは、田畑日出男(社)日本環境測定分析協会会長

 飯塚会長は「今年は新しい芽吹きが期待される年である」とあいさつした。「昨年は計量関係のイベントが多い年だった」として、計量標準100年関連のイベント、京都会議等で日本の計量システムが国際的に評価されたこと、東京での『計量いま・むかし展』の開催などを例示しながら、認証制度の発展、地方分権の進展や民活のいろいろな動きが見られること、計量標準ではバイオ関連で若干の新しい動きがある、などの計量をめぐる最近の流れを紹介した。飯塚会長はまた、現在は法定計量関連の制度とISOなどの規格が交錯しているのが現状であるとし、日本計量新報の社説も紹介しながら、ISOの品質マネジメントなども活用が十分ではなく、形式主義に流れていると指摘した。トレーサビリティに関しても「仏つくって魂いれ」るために一層がんばる必要があると強調した。

 小川局長は祝辞のなかで、日本経済は設備投資の増進や企業業績の回復などで上向きつつあるが、今年は「その動きを確固たるものにしていく年」であるとした。小川氏はまた「計量制度は経済社会の基盤である」とし、昨年の計量標準100年記念の取り組み、特定計量器の技術基準のJIS化の取り組み等を紹介した。CIML(国際法定計量委員会)を日本で初開催し、MAA(型式評価の国際相互承認の取決に関する枠組み)が基本合意に達したことを紹介し「具体化に積極的に取り組みたい」とした。よりよい制度の構築に努力したいとし、趣味のラグビーにたとえて「ラグビーはボールをパスで伝えていくが、後の世代によい制度をパスしていきたい」と述べた。

  2004年1月18日(2522号)


東日製作所の新社長に辻修氏 辻洋社長は会長に1月末の株主総会で

  (株)東日製作所(東京都大田区大森北2−2−12、TEL(03−3762−2452)は、1月30日の株主総会で辻洋社長が代表取締役会長に、新代表取締役社長には常務取締役の辻修氏を選任する。 今後の経営方針において海外展開を強化していくために、経営陣の若返りを図ることを目的としている。 同社は、1949年創業のトルク機器専門メーカー。今期、創業55周年を迎える。「トルク技術の総合パートナー」として、安全に暮らせる社会の実現に寄与すべく、「Your Torque Partner」をキャッチコピーに掲げ、積極的な展開を図っていく。

辻修氏経歴
(つじ・おさむ)山口県出身。39歳。南イリノイ大学産業工学科卒業後、(株)岡本工作機械製作所へ入社。
1996年、同社の米国シカゴ生産工場で生産管理を担当し、99年帰国、同社を退社し(株)東日製作所入社。00年取締役営業部長、01年2月常務取締役に就任、現在に至る。

【会社概要】◇(株)東日製作所◇設立=1949(昭和24)年5月◇本社=東京都大田区大森北2−2−12◇資本金=3億円◇売上高=34億円(2003年11月期)◇事業内容=手動式・動力式トルク機器、機械式・電子式トルク計測機器の製造販売◇営業所=▽トルクセンター大阪▽名古屋営業所▽広島営業所◇工場=▽大森工場▽甲府工場▽筑波工場◇子会社=▽東日エアトルク販売(株)▽東日アメリカ▽東日ヨーロッパ▽東日上海

    2004年1月18日(2522号)


 

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