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    2004年1月25日(2523号)


■【第2回全国計量士大会2月19日】計量士会員の情報交換の場として有意義 計量計測システムの著しい変化、技術革新に対応

   (社)日本計量振興協会(飯塚幸三会長)は、第2回全国計量士大会を2月19日(木)、東京都千代田区のマツヤサロンで開催する。同大会は、交流や情報交換、技術研修などを求める計量士会員の要望に応えたもので、昨年2月に第1回を開催した。アンケートの結果、毎年の全国大会開催を希望する参加者が多数いたため今回の開催に至ったもの。また、今回は新しい企画も用意し、さらに充実した内容になっている。

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 計量関係3団体統合後、各地域の計量士会所属の計量士から、会員としての位置づけの明確化や計量士会員の情報交換の場の設置、技術研修会の開催などの要望が多数出されていた。日計振は、これらの要望に応える形で、昨年2月に全国計量士大会を開催した。同大会を毎年開催して欲しいとの声が多かったことから、今大会の開催が決まった。

 1951年(昭和26年)公布の計量法が計量管理を職務とする計量士の制度を規定してから計量士制度は続いているが、計量法令で定める計量範囲は縮小している。一方では、環境問題などの新しい分野が拡大し、技術の高度化や品質システムの規格の登場などで計量士に求められる仕事も変化している。

【日時】2004年2月19日(木)、14時〜18時

【会場】マツヤサロン(東京都千代田区平河町2−7−9)

【プログラム】◇講演=▽「計量行政の最近の動き」(検定検査のJIS化の動き等):内田了司(経済産業省計量行政室調整班長)▽「プレパックと計量」(IQマーク制度の動き等):菱沼一夫(菱沼技術士事務所代表)▽事例発表「計量計測技術センター」(その改革と業務の実際):池田秀和((社)計量計測技術センター理事)◇意見交換=コーディネーター:齊藤勝夫(千葉県計量協会長、千葉県計量士会長)◇懇親会

【参加費】同会正会員所属計量士=5千円、上記以外=1万円

【申込方法】指定の用紙に必要事項等を記入し、FAXまたは郵送する。

【申込先】(社)日本計量振興協会計量士部:東京都新宿区納戸町25−1、TEL 03−3268−4920、FAX 03−3268−4924

  2004年1月25日(2523号)


日本郵政公社が計量管理事業を委託へ 日計振は会員の意見も聞き対応を検討

 日本郵政公社は、郵便局で使用するはかりなどに関する計量管理業務を、2004年度から外部委託する意向であり、(社)日本計量振興協会は、会員の意見も聞き対応を検討している。 

 公社は、昨年11月に日計振など3団体1事業者に、業務委託の仕様などの概略説明をおこなった。日計振は、日本郵政公社の計量管理業務の外部委託に関する委員会を発足させて検討をしている。現在、各地域ブロックごとに外部委託の内容説明と会員の意見を聞く会を開催しており、委託内容の検討結果と会員の意見を参考に、理事会で方針を決定する。

 事業として採算ベースに乗るのか、計量士の確保や適正計量管理事業所としての申請・業務管理・報告などの事務処理の実施体制の構築ができるのかなど、さまざまな問題があり、各地域・県ごとに意見が分かれている。

 意欲的に実施したいとする地域がある一方、日計振で受託することに決まれば何とか実施体制は取れるという地域もあり、これらは総じて受託に賛成の地域といえる。また、管轄する台数が多い地域や、積雪地帯や担当地域が広大であったり、交通網の不備などの地理条件を抱える地域は、コスト面や実施体制の確保の面から不安を抱えている。中国地方のある県は04年度は計量士が確保できないという。日計振が一括受託した場合、体制が確保できない地域をどうフォローするかという問題もある。

    2004年1月25日(2523号)


 

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