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    2004年3月7日(2528号)


■【12月生産額 電気計測器は574億円 精密機器は75億円】 半導体・IC測定器は00年12月以来の270億円

 電気計測器、精密測定機器ともに2003年12月の生産が好調である。(社)日本電気計測器工業会のまとめによると電気計測器全体の生産額は574億2600万円で、対前年同期比59・0%の増である。日本精密測定機器工業会のまとめによると、精密測定機器の12月の生産額は74億6600万円で対前年同期比17・0%の増である。出荷金額は70億9100万円で同16%増。

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電気測定器は383億円で138%増 

 電気計測器のうち電気測定器は382億8700万円(137・7%増)と大幅に伸びている。なかでも半導体・IC測定器は270億4800万円(271・4%増)で2000年12月の生産額と並んだ。

 電気計測器を品目別に見ると、電気計器は33億9200万円(4・4%増)である。内訳は指示計器が6億2600万円(7・2%増)、電力量計が27億6600万円(3・8%増)。

 電気測定器の半導体・IC測定器を除く内訳は、電圧電流電力測定器6億6800万円(44・0%増)、波形測定器12億8100万円(0・7%減)、無線通信測定器24億500万円(86・4%増)、回路素子・材料測定器4億5800万円(26・5%減)、伝送特性測定器10億6800万円(16・3%増)、光測定器5億7400万円(17・6%増)、測定用記録計・データ処理装置7億7300万円(10・0%増)、その他の電気測定器40億1200万円(31・6%増)。

 工業用計測制御機器は118億8700万円で前年比11・9%減だった。内訳は、PA用計測制御機器116億4000万円(10・9%減)、FA用計測制御機器2億4700万円(42・7%減)。

 放射線測定器は10億100万円(4・7%増)。

 環境計測機器は28億5900万円(23・9%増)。内訳は、大気汚染、水質汚濁、騒音・振動計測器18億1300万円(43・3%増)、自動車用公害測定機器10億4600万円(0・4%増)。

 03年1月から12月までの生産額合計は5154億100万円で、前年比14・5%増である。

精密測定機は22%増

 精密測定機器の生産額の内訳は、ゲージ(ブロックゲージ含む)が4億9700万円(前年同期比3%減)、生産数量は19万4826個である。その他の工業用長さ計が19億7000万円(9%増)、数量26万5004個。精密測定機(光学測定機を含む)は49億9900万円(22%増)、数量2万3042台である。

  2004年3月7日(2528号)


【メトラー・トレド新製品】発酵工程管理に溶存炭酸ガス計システム

 メトラー・トレド(株)(東京都大田区平和島6−1−1、細田裕之社長)のプロセス機器事業部(ブランド名インゴールド)は、発酵工程管理向け溶存炭酸ガス計システムを発売している。

 同製品は炭酸ガス変換器「5100e」と溶存炭酸ガスセンサ「InPro5000」から構成されている。

 同システムは、発酵および細胞培養工程において培養槽に直接センサを装着して使用するように設計されている。またセンサ「InPro5000」はSIP(※)や乾熱蒸気滅菌(例121℃15〜20分)できる。

 発酵工程の最適化において、微生物の培養工程における炭酸ガスの分圧を管理することは非常に重要な要因の一つである。これまで長年に渡り蓄積してきたバイオテクノロジーや製薬における知識と経験が本システムに集約されている。

【価格(税別)】▽変換器=46万5000円▽センサ=33万〜36万円。(※)SIP(Sterilization in place)=定置滅菌

     2004年3月7日(2528号)

<金門製作所>新社長に園部忠氏

  (株)金門製作所は、新社長に山武元取締役の園部忠氏を迎えると発表した。同社は、産業再生機構の支援を受け経営を建て直すなかで社長交替を決めた。6月下旬に開催を予定している定時株主総会で、正式に就任する。小野田晃夫現社長は、経営責任を取り辞任する。

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