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    2004年4月18日(2534号)


■【景気の現状に明るさが広がる】景気実感が01年6月以降最高に 個人消費の回復ぶり裏付ける

 このところの各経済指標は緩やかな景気回復を裏付けており、景気の現状に明るさが広がってきた。輸出が大幅に増加しているのに加え、個人消費も持ち直しつつある。内閣府の3月の景気ウオッチャー調査では、街角の景気実感が、現在の調査規模となった2001年8月以降で最高となっているなど景況感が改善してきている。外需を占う貿易統計の黒字額は、1月が前年比420・6%増、2月が同51・3%と大幅に伸びている。設備投資の先行指標となる機械受注は、2月は前月比4・9%増となった。三菱総研など民間のエコノミストからも「当面は景気の改善傾向が持続する」との判断が出されている。

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街角の景況感が最高に 
 内閣府が4月8日発表した3月の景気ウオッチャー調査によると、街角での景気実感を3カ月前と比べた現状判断指数は前月比3・6ポイント上昇の53・7と2カ月連続で改善した。01年8月以降では最高。個人消費の回復ぶりを裏付ける声が寄せられた。 内閣府が4月12日に発表した3月の消費動向調査(東京都分)では、家計の消費意欲を示す消費者態度指数が45・8と前月より1・4ポイント上昇し、3カ月連続で改善。00年8月の45・9に次ぐ高水準となった。前年同月比では7・0ポイントの上昇で、7カ月連続改善した。

一致指数88・9%、10カ月連続で上向き 
 内閣府が4月6日発表した2月の景気動向指数は、景気の現状を示す一致指数が88・9%で、景気判断の分かれ目である50%を10カ月連続で上回った。これは99年7月〜00年8月の連続14カ月以来で、景気が着実な回復が続いていることを裏付けている。

2月機械受注4・9%増
 内閣府が4月9日発表した2月の機械受注統計によると、民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の受注額(季節調整値)は前月比4・9%増の9386億円と2カ月ぶりに増加に転じた。 民需の内訳は、製造業が前月比1・0%増の3897億円、非製造業が同8・3%増の5538億円で、ともに2カ月ぶりに増加。特に製造業は、前年同月比で16・4%増で15カ月連続で増加。

電気計測器受注は前年同期比37・9%増 
 2月の機械受注統計の機種別受注額を見てみると、電気計測器は、1月の551億円(前年同期比74・8%増)にはおよばないものの、2月は450億1700万円(同37・9%増)と好調である。

3月工作機械受注額は前年比+36・1%、18カ月連続増
 日本工作機械工業会が発表した3月の工作機械受注額(速報値)は、前年比36・1%増の1015億3800万円。18カ月連続の増。内訳は、内需が同51・6%増の554億4000万円、外需が同21・2%増の460億9800万円となった。

 

  2004年4月18日(2534号)


〈大和製衡〉UDS-500Nシリーズ 低価格のデジタル上皿はかりを新発売 

 大和製衡(株)(兵庫県明石市茶園場町5−22、TEL078−918−5577、川西勝三社長)は、薄くて軽く、低価格なデジタル式上皿自動はかり「UDS−500Nシリーズ」を新発売した。

同シリーズは、
▽UDS−500N−2・5=ひょう量2・5Kg/目量0・5g
▽UDS−500N−5=ひょう量5Kg/目量1g
▽UDS−500N−10=ひょう量10Kg/目量2g
▽UDS−500N−15=ひょう量15Kg/目量5gの4器種。UDS−500N−2・5、同−5、同−10は5000分の1、同−15は3000分の1の表示分解能を実現している。
 
機能面では零点リセット、ワンタッチ風袋引き、オートオフ機能のほか計数作業や個数の欠品チェックに最適なカウンティング機能(個数計算機能)を標準装備している。
 
載せ皿の高さが81mmと低く超スリムな本体。載せ降ろしが容易で、作業効率のアップが図れる。本体重量がわずか1・5Kg(乾電池を含)と超軽量。単2電池4本で電池寿命500時間の省電力設計。ACアダプタの使用も可能。

【仕様】▽計量方式=電気抵抗線式ロードセル▽表示=液晶表示、重量表示最大5桁▽外形寸法=W213×D285×H81mm

【価格】1万2600円(税込)

     2004年4月18日(2534号)
 

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