街角の景況感が最高に
内閣府が4月8日発表した3月の景気ウオッチャー調査によると、街角での景気実感を3カ月前と比べた現状判断指数は前月比3・6ポイント上昇の53・7と2カ月連続で改善した。01年8月以降では最高。個人消費の回復ぶりを裏付ける声が寄せられた。 内閣府が4月12日に発表した3月の消費動向調査(東京都分)では、家計の消費意欲を示す消費者態度指数が45・8と前月より1・4ポイント上昇し、3カ月連続で改善。00年8月の45・9に次ぐ高水準となった。前年同月比では7・0ポイントの上昇で、7カ月連続改善した。
一致指数88・9%、10カ月連続で上向き
内閣府が4月6日発表した2月の景気動向指数は、景気の現状を示す一致指数が88・9%で、景気判断の分かれ目である50%を10カ月連続で上回った。これは99年7月〜00年8月の連続14カ月以来で、景気が着実な回復が続いていることを裏付けている。
2月機械受注4・9%増
内閣府が4月9日発表した2月の機械受注統計によると、民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の受注額(季節調整値)は前月比4・9%増の9386億円と2カ月ぶりに増加に転じた。 民需の内訳は、製造業が前月比1・0%増の3897億円、非製造業が同8・3%増の5538億円で、ともに2カ月ぶりに増加。特に製造業は、前年同月比で16・4%増で15カ月連続で増加。
電気計測器受注は前年同期比37・9%増
2月の機械受注統計の機種別受注額を見てみると、電気計測器は、1月の551億円(前年同期比74・8%増)にはおよばないものの、2月は450億1700万円(同37・9%増)と好調である。
3月工作機械受注額は前年比+36・1%、18カ月連続増
日本工作機械工業会が発表した3月の工作機械受注額(速報値)は、前年比36・1%増の1015億3800万円。18カ月連続の増。内訳は、内需が同51・6%増の554億4000万円、外需が同21・2%増の460億9800万円となった。