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    2004年5月2日(2536号)


■【電気計測器の2月生産は好調】 半導体・IC測定器は前年比176%増 工業用計測制御機器は5.8%減

 経済産業省の2月分の機械統計確報によると、電気計測器と電子応用装置の2月分生産額は1299億2600万円である。とりわけ半導体・IC測定器が好調で、253億8700万円、前年同月比175・8%増である。工業用計測制御機器は133億4900万円で同5・8%減。

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 2月の電気計器(指示計器、電力量計)生産額は34億5400万円である。半導体・IC測定器を除く電気測定器の2月分生産額は138億1700万円で、前年同月比34・5%の増である。2003年12月、04年1月、2月と100億円を超えている。半導体・IC測定器は03年12月270億4800万円と、ここ15カ月では最高を記録した。04年1月は205億7100万円と減少したが、2月は250億円を超え、ここ3カ月は生産額が200億円を超えている。2月は生産台数も772台で、前年同月比113・3%増である。

 電圧電流電力測定器は6億8600万円、波形測定器13億600万円、無線通信測定器34億4800万円、回路素子・材料測定器3億7400万円、伝送特性測定器は13億8100万円である。 工業用計測制御機器のうちPA用計測制御機器は131億2200万円、FA用計測制御機器2億2700万円である。放射線測定器は11億5600万円。

  2004年5月2日(2536号)


輸出貿易管理令の改正

 PCBやDDT等の輸出を規制する「残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約」を担保するために、輸出貿易管理令の一部が改正され、5月17日から施行される。

 「残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約」は、附属書A又はBに掲げられた残留性有機汚染物質の輸出入禁止・制限を締結国に義務づけている。我が国では、同物質が「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」の第一種特定化学物質に該当し、輸出承認が必要となる貨物を規定する輸出貿易管理令(輸出令)に掲げられている。現行の輸出令では、特例の対象となっており、定められた仮陸揚げ貨物(注)等に該当すると輸出承認が不要となっている。このため、残留性有機汚染物質の輸出を禁止する同条約を担保するために今回の法律改正が必要となった。同条約については、日本は02年8月に締結しており、04年5月17日発効する。

(注)仮陸揚げ貨物=(関税法)遭難等により目的港(空港)以外の場所で一時的に陸揚げ等された貨物。仮陸揚げ貨物を再び積み込んで運送する場合には、輸出通関手続きを要しない。

     2004年5月2日(2536号)
〈ザルトリウス新製品〉 コンパクト天びんTEシリーズ

 ザルトリウス(株)(東京都品川区北品川1−8−11、ピーター・グリムリー社長)は、RS232C出力を標準装備したコンパクト天びんTEシリーズを発売している。

 読取限度、ひょう量に応じて角型風防付き、簡易風防付き上皿、中型上皿、大型(角型)上皿の4タイプ、全19器種がある。全ての器種がRS232C出力標準装備であり、標準プリンタを接続すればISO/GLP対応印字が可能。「ダブルレバーシステム」により、コンパクトで速いレスポンスを実現。また、カウンティング機能、%ひょう量機能、単位変換機能、はかり込み機能など小さいボディに豊富な機能搭載。コーティング加工されたキーボードは湿気やほこりから天びんを守る。さらに、アウトドアでも使用可能な2電源方式となっている。

【仕様】
▽型式、読取限度(g)、ひょう量(g)、ひょう量皿(mm)、安定所要時間代表値(s)、繰返性(≦±g)、直線性偏差(≦±g)、価格(税込)
▽TE214S/124S/64/313S−DS/153S−DS=0・0001〜0・001、60〜210、φ90〜100、2・5〜3、0・0001〜0・0015、0・0002〜0・003、11万250円〜16万2750円
▽TE313S/153S=0・001、150〜310、φ100、2・5、0・0015〜0・001、0・002〜0・003、9万4500円〜11万7600円
▽TE612−L/412−L/212−L=0・01、210〜610、φ116、2、0・01、0・02、6万8250円〜7万2450円
▽TE3102S/1502S/6101−L/4101−L/2101−L/601−L/12000−L/6100−L/4100−L=0・01〜1、610〜12000、174×143、1・5〜2・5、0・015〜1、0・02〜2、5万7750円〜11万7600円

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