■電気計測器の03年度生産は5717億円 前年度比23.1%で景気回復を実感
電気計測器の2003年度生産額は5717億円で、前年度比23・1%増であった。(社)日本電気計測器工業会が5月19日開催の総会で発表したもので「昨年11月に開催した『計測展2003TOKYO』を契機に、回復感、設備投資意欲は実感できるものとなり、今年になってからは、会員各社の生産高も伸張し」たとしている。
電気測定器が3412億円(51・7%増)と好調であり、なかでも半導体IC測定器は2161億円(106・6%増)と突出。同会は、電気測定器は「半導体関連需要が好調」で「年度後半に著しく伸張した」とする。
工業用計測制御機器は1507億円で対前年度比7・6%減。「今期末までには景気回復を反映するまでには至らず横ばい傾向を脱していない」としながら、生産量的には増加傾向にあるため今期の伸びを期待している。
電力量計は318億円(7・8%増)、環境計測器300億円(12・8%増)、放射線測定器113億円(18・1%減)、指示計器67億円(3・1%増)。