■【4月の機械統計確報】計量計測機器は回復基調持続 ガスメーターは前年同月比12%減
経済産業省が6月11日に公表した4月の機械統計確報によると、計量計測機器の生産額はガスメータを除き前年同月比プラスになっており、引き続き回復傾向を示している。最高の伸びを示したのは半導体・IC測定器で前年同月比145・7%増である。3月は工業用計測制御機器、ガスメータ、分析機器が前年同月比減であった。4月は年度初めであり、生産金額そのものは3月より減のものが多い。
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半導体・IC測定器は146%増
電気計測器は好調である。電気測定器(ICテスタを除く)が生産金額120億3600万円で前年同月比51・6%増。半導体・IC測定器は214億1500万円(145・7%増)。工業用計測制御機器は90億9700万円(13・5%)で、3月の5・1%減から増に転じた。
医用測定器は45億3800万円の生産で34・9%増である。工業用長さ計は25億2800万円(26・0%増)。
ガスメータは23億3100万円で12・0%減である。3月は21・1%減だった。
工業用計重機は22億9600万円(10・3%増)。精密測定機(光学測定機を含む)は、46億1100万円で18・6%増。
分析機器は104億1100万円で8・9%の増。3月は2・6%減だった。試験機は26億3700万円(82・1%増)。測量機器は21億4700万円で49・5%増であった。 圧力計など含む計測機器全体の生産金額は319億3100万円。
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