■【半導体・IC測定器が大幅増】5月の機械統計確報、計量計測機器 ガスメーター、試験機は前年同月比2桁減
経済産業省が7月13日に公表した5月の機械統計確報によると、計量計測機器の生産額はガスメータ、試験機が前年同月比で2桁の減になり、分析機器も微減だが、全体としては引き続き回復傾向を示している。最高の伸びを示したのは電気測定器の半導体・IC測定器で前年同月比152・4%増である。
---------------------------------
電気計測器は好調持続
電気計測器の生産は全体としては好調である。電気測定器(ICテスタを除く)が生産金額118億8800万円で前年同月比51・3%増。内訳を見ると、電圧・電流・電力測定器は5億9600万円、波形測定器12億100万円、無線通信測定器35億9900万円、回路素子・材料測定器4億200万円、伝送特性測定器8億5800万円、光測定器3億7100万円、測定用記録計・データ処理装置5億6000万円、その他の電気測定器43億円である。半導体・IC測定器は266億9400万円で152・4%増である。
工業用計測制御機器は92億2100万円(4・9%増)。内訳は、PA用計測制御機器89億6800万円、FA用計測制御機器2億5300万円。電気計器は28億1600万円。内訳は、指示計器が4億7600万円、電力量計が23億4000万円。
放射線測定器は7億7500万円。環境計測機器13億5200万円。
医用測定器は43億4100万円の生産で前年同月比12・6%増である。
精密測定機器は76億円
工業用長さ計は26億5300万円で41・6%増。内訳は、ゲージ(ブロックゲージを含む)が4億9500万円、その他の工業用長さ計が21億5800万円。
精密測定機(光学測定機を含む)は、49億3600万円で13・0%増。 ガスメータは19億2600万円で22・6%減である。その他の積算体積計は、水道メータが15億3800万円。積算式ガソリン量器は9億4200万円。
圧力計(アネロイド形)は、9億5600万円。 工業用計重機は25億2900万円(3・1%増)。
分析機器は98億5200万円で0・1%の減になった。内訳は、光分析機器16億6000万円、電磁気分析機器(X線回析装置を除く)17億300万円、クロマト・分離・蒸留機器21億6100万円、その他の分析機器43億2900万円。
試験機は再び減に
試験機は13億9200万円(42・8%減)。4月は82・1%増であった。内訳は、材料試験機10億4200万円、動的試験機・構造物試験機3億5000万円。 測量機器は21億4300万円で、32・7%増であった。
|