景気回復が続いている
計工連が、景気・業況などで会員意識調査
設備投資が堅調に推移
「景気回復が続いている」。(社)日本計量機器工業連合会(宮下茂会長)が「景気・業況・施策等に対する会員の意見調査」の結果を発表した。同会が会員企業を対象に、2007年1月15日から3月9日まで調査したもの。会員企業115社のうち45社から回答があった(回収率65・2%)。設備投資が堅調に推移し、企業部門を中心に景気回復が続いている。今年度上半期の実績は「非常に良い」「良い」「やや良い」が合わせて全体の56%となり、下半期はさらに増え61%となっている。
景気はほぼ現状で推移
当面の景気動向は、「ほぼ現状で推移する」が前回調査の61%から65%に増え、「徐々に回復基調になる」が前回調査の35%から31%に減少した。「徐々に悪化する」が4%。
6カ月後の指標は横ばい
先行き6ヵ月後の経済諸指標の見通しについては、「公共投資」「住宅投資」「個人消費」「輸入」及び「原油価格」を「横ばい」とする回答が多い。
民間設備投資は、政府・日銀短観では堅調に推移と予測しているが、回答は「増加」43%、「横ばい」55%。
金利は76%が「上昇」するとしている。
業況は「良い」が半数以上
会員企業の業況は、2006年4月〜9月の実績は「非常に良い」「良い」「やや良い」が合わせて56%、「横ばい」27%、「やや悪い」「悪い」が16%と前回調査とほぼ同様である。
10月〜2007年3月の予想は「非常に良い」「良い」「やや良い」が61%。
51%が生産・売上高増える
生産・売上高は、2006年4月〜9月の実績は「増加」が51%、「不変」31%、「減少」19%。10月〜2007年3月の予想も実績と同様である。
収益は「好転」増える
収益状況は、2006年4月〜9月の実績は「好転」「不変」が各々43%、「悪化」15%で、前回調査に比べ「好転」が3%増え、「悪化」は4%減少した。
10月〜2007年3月の予想は「好転」は43%と同じ、「不変」は8%減少し35%、「悪化」は8%増え23%である。
為替レートは115〜120円予測
現在の為替レートは115円〜120円とする回答が各々35%と最も多く、2007年4月の予想レートは、120円前後31%、115円前後25%、110円前後19%。(4面へつづく)
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