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2007年7月1日 (2681号)

4月の計量計測機器生産
電気計測器458億円、分析機器105億円

精密測定機器13・3%減に

経済産業省が6月13日に公表した2007年4月の機械統計確報によると、計量計測機器の生産額はおもなところで前年同月比で増えたのは、工業用計重機4・0%増、ガスメータが53.8%増、分析機器で1.1%増、試験機53.0%増、医用測定器3.9%増、測量機器は2.5%増である。減ったのは電気計測器は2.2%減、工業用長さ計3.8%減、精密測定機(光学測定機を含む)17.6%減。6月28日、5月分速報を公表。


電気計測器は2・2%減

電気計測器の07年4月の生産額は機械統計確報では440億7200万円。(社)日本電気計測器工業会のまとめでは、457億5400万円(集計項目が少し異なるため)である。工業会のまとめによると電気測定器が312億7100万円(前年同月比5.8%減、以下かっこ内は前年同月比)。電気測定器の内訳を見ると、電圧・電流・電力測定器は8億1700万円(6.3%減)、波形測定器7億9100万円(23.2%減)、無線通信測定器15億2100万円(7.9%増)、回路素子・材料測定器3億9600万円(1.7%減)、伝送特性測定器4億3200万円(50.9%減)、光測定器2億7000万円(28.4%減)、測定用記録計・データ処理装置4億8900万円(11.3%減)、その他の電気測定器36億1200万円(11.8%減)である。

半導体・IC測定器を除く電気測定器の5月速報値は96億8200万円で、前年同月比3.8%減である。

半導体・IC測定器は229億4300万円

生産金額で電気測定器の73.4%を占める半導体・IC測定器は07年4月は、生産金額は229億4300万(2.8%減)となった。前月比では14.3%減。4月の生産数量は1043台。しかしメモリICテスタの生産額は141億2300万円(67.5%増)と増えている。半導体・IC測定器の生産額の61.6%を占めるので影響がある。半導体・IC測定器の5月速報値では235億3000万円(4.8%増)、前月比2.6%増である。

電気計測器の工業用計測制御機器は92億9900万円(14.2%増)である。前月比では60.7%減。内訳は、プロセスオートメーション用計測制御機器91億800万円(14.6%増)、ファクトリーオートメーション用計測制御機器は1億9100万円(2.1%減)となった。工業用計測制御機器の5月速報値は103億7200万円(14.9%増)。前月比11.5%増である。 

電気計器は35億200万円(4.0%減)。内訳は、指示計器が6億4000万円(23.8%増)と好調だが、電力量計が28億6200万円(8.6%減)。

放射線測定器は5億6800万円(5.6%増)である。

環境計測機器は11億1400万円

環境計測機器は11億1400万円(10.7%減)。内訳は、大気汚染、水質汚濁、騒音・振動計測器10億4500万円(12.1%減)、自動車用公害測定機器6900万円(19.0%増)。

医用測定器は3.9%増

医用測定器は71億4500万円の生産で前年同月比3.9%増である。前月比28.4%減。数量は59万5423台(27.9%増)、前月比17.7%増。5月速報値は、67億6300万円(15.8%増)。前月比は5.3%減った。

(次号へつづく)

2007年7月1日 (2681号)

何でもはかってみようコンテスト募集
はかることへの興味をかき立てる

計量記念日組織委員会は、今年度の計量記念日に向けて「何でもはかってみようコンテスト」の募集を開始した。

小学生が、学校や家庭生活等の中の身近なものについて、多様な方法や考え方によって、「はかる」(計る、量る、測る)ことを実践し、「はかることの楽しさ」「はかることの大切さ」を体験・理解できる場を提供することにより、小学生の計量に関する理解の向上を図るとともに、理科教育及び考えることの学習の推進をはかることを目的としている。はかる対象とはかる方法をいろいろ工夫して、ユニークなアイデアの応募を期待している。

◇応募要項

【応募対象】日本全国の小学校の生徒。個人またはグループ(3人以内)。

【テーマ】自由なテーマで、多様な方法や考え方によって、あるものをはかったことを表す作品。(例題別項)

【応募方法】写真、図画、作文等によって、はかったもの、その方法、その結果、感想等をまとめて提出すること。(社)日本計量振興協会指定の応募用紙に必要事項記載の上、作品とともに送る。未発表作品に限る。応募作品は原則として返却しない。

【応募用紙】http://www.nikkeishin.or.jp/img/kinenbi/contest_entry.pdfへアクセスしてダウンロードする。

【応募締切】2007年9月11日(火)必着

【審査】審査委員会で審査する。

【賞及び賞品】▽最優秀作品賞(1点)賞状、副賞▽優秀作品賞(2点)賞状、副賞▽奨励賞(数点)賞状、副賞

【発表】11月1日開催の計量記念日全国大会(東京)で、最優秀作品賞、優秀作品賞の表彰式及び発表会を実施する。

【主催】計量記念日組織委員会

【後援】経済産業省

【応募先・問い合せ先】計量記念日全国大会事務局/<CODE NUMTYPE=SG NUM=82B1>日本計量振興協会事業部(担当:伊藤、中西)=〒162−0837、東京都新宿区納戸町25−1、TEL03−3269−3259、FAX03−3268−2553、電子メールkk@nikkeishin.or.jp

コンテスト優秀作品例

長さ、重さ、量、面積、時間、速さ、温度、形、明暗、音の大小など、はかれるものはなんでも応募できる。

【テーマの具体例】

▽家ぞくの何でもそくてい= 夏休みのうちの24日間、コップに入る水の量・かばんの重さ・体重・プールに潜っていられる時間・算数50問テストにかかった時間・ブリッジをしていられる時間など、いろいろ測ったものを父親や妹と比べ、分かったことや感想を文章や写真で日記形式にまとめた。

▽食べものを、にたり・やいたりすると、重さや長さはどう変わるのかはかってみました!= 毎日食べているご飯の材料を魚・肉・野菜・麺・米・その他に分けて、料理する前と後の重さと長さを測り、表に書き入れた。写真を入れたり、材料ごとに表にまとめて棒グラフにし、一目で分かるようにした。

▽いろいろなもののおもさを同じ大きさではかろう=水・お米・ヨーグルト・あぶら等を500ccのペットボトルに入れて重さを量った。同じ大きさでもはかるものが違うと重さが違うことや、軽いものは上にいき、重いものは下に沈むことが分かった。

▽空気をつかって容積をはかろう=容積が分かっている容器と容積が分からない容器を、それぞれ火のついた蝋燭にかぶせて、蝋燭が消えるまでの時間を比較することによって、容積が分からない容器の容積をはかる。


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