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2007年10月14日 (2695号)

東北・北海道計量協会19年度ブロック会議
10月4日、札幌市で180名の参加で開かれる

はかりの定期検査のJCSSの証明性要求には
各国とも検査と校正の形で分けられていて
日本と同じように苦慮しているとの説明

はかり定期検査実施の指定定期検査機関の要員は
1名の計量士のほかは短期計量教習修了者で構成 されて
いてもよい(検査員認定制度要求への説明)

指定定期検査機関の運営における計量士不足への
緊急対応は1カ月の短期計量教習修了者で対応することができる

東北・北海道の計量協会の集まりのブロック会議「平成19年度東北・北海道計量大会」ならびに「第56次東北六県北海道計量協会連合会総会」が、平成19年10月4日午後、札幌市の北海道厚生年金会館を会場に、関係者180名が参加して開かれた。この会議は計量協会の連絡と協調のために各県と道の持ち回りで開かれているもので、計量協会などの計量団体が役所に代わってはかりの定期検査などの業務を実施するようになったことから、この方面の実務と諸課題を議論し問題解決を図るきっかけをつくる場として機能している。今回も各県から提案された議題を協議した結果、計量行政機関等の出席者から、(1)指定定期検査機関の運営における計量士不足への緊急対応は1カ月の短期計量教習修了者で対応することができる、(2)はかり定期検査実施の指定定期検査機関の要員は1名の計量士のほかは短期計量教習修了者で構成されていてもよい(検査員認定制度要求への説明)、(3)はかりの定期検査のJCSSの証明性要求には各国とも検査と校正の形で分けられていて日本と同じように苦慮していると状況報告、ほかの説明があった。


 

平成19年度東北・北海道計量大会

「平成19年度東北・北海道計量大会」ならびに「第56次東北六県北海道計量協会連合会総会」は、10月4日正午に受け付け開始、参加者は会場の食堂で昼食をとった後、会議に臨む。

午後1時15分に「平成19年度東北・北海道計量大会」が開会。計量功労者表彰式ならびに感謝状贈呈式などが挙行された。計量功労者表彰者は櫛引茂樹氏(青森県計量協会)、仲野健児氏(山形県計量協会)、嶺岸優氏(宮城県計量協会)、武石益美(秋田県計量協会)、高野公幸氏(計量計測技術センター)、柏原孝男氏(福島県計量協会)、本郷嘉彦氏(北海道計量協会)。内田優(北海道計量協会)の8名。同感謝状は鍋島綾雄氏(宮城県計量協会前会長)、小野友嗣氏(福島県計量協会元役員)の2名に贈呈された。

大会記念事業として毎年福祉団体に健康管理に用いられる計量器を寄贈しており、今回も北海道社会福祉協議会に同様の計量器を寄贈した。

大会は毎年大会宣言を発しており今回は「経済優先の風潮のなかで適正計量の確保という原点を見失うような事例が散見されることは、計量業界への信頼を失墜させることになる」との認識のもと、「計量制度の安定的発展をつうじて産業・生活の発展向上に寄与する決意を新たにする」と宣言した。

連合会会長の山本諭氏は会長挨拶で大会宣言と同じ趣旨のことを述べた。来賓として出席した経済産業省計量行政室長岡村雄治氏、北海道副知事近藤光雄氏、札幌市理事橋本道政氏ほかが挨拶した。

また協会会員物故者の新岡大寿氏(青森県、享年68)、下田マサ氏(青森県、享年72)、遠田竹蔵氏(北海道、享年91)に対して黙祷が行われた。(閉会は午後2時半過ぎ)

第56次東北六県北海道計量協会連合会総会

第56次東北六県北海道計量協会連合会総会は午後3時に開会。役所関係の来賓の一部は大会のみの出席のため退席している。

各県提案議題は(1)検査員の認定制度についての提案(青森県計量協会)、(2)定期検査対象計量器の特定条件についての問題評価(はかり定期検査をJCSSの校正と同一の評価にすることを望む)(山形県計量協会)、(3)計量記念日の普及啓発事業に対する補助金の最新事情について(補助理由の変化とその実際の対応策)(宮城県計量協会)、(4)計量制度見直しに対応する計量士の育成対策について(秋田県計量協会)、(5)計量士の活用と今後の動向について(福島県計量協会)、(6)大会ならびに連合会総会の次期開催当番県を青森県計量協会に決定する件(青森県に決定、平成20年秋に開く計画と青森県計量協会西秀記会長が挨拶した)の6件。

(議題協議の詳報は次号以下)


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