2007計量記念日全国大会開く
13氏に計量功労者経済産業大臣表彰
特別講演は「脳外科における先端医療技術の現状」
東京の「都民計量のひろば」など全国で記念日行事
経済産業省・計量記念日組織委員会が主催する「2007計量記念日全国大会」が11月1日、東京都港区の虎ノ門パストラルで開かれ、全国から計量計測関係者が多数集まった。大会は計量記念日式典、記念行事、レセプションの3部構成。記念行事では「何でもはかってみようコンテスト」と「計量啓発標語」の表彰式が挙行された。特別講演は、伊関洋東京女子医科大学先端生命医科学研究所教授による「脳外科における先端医療技術の現状−外科医の新しい手・目・脳を創る−」。参加者は、社会の根幹を担う計量計測の意義を確認し、懇親を深めた。11月1日を中心に、東京の「都民計量のひろば」など全国で、計量記念日行事が繰り広げられている。
第1部の式典では、荻原健司経済産業省大臣政務官が経済産業大臣式辞を代読した。計量関係功労者13氏に対し、経済産業大臣表彰が行われた。受賞者を代表して猪瀬良成氏が謝辞を述べた。式典終了後、受賞者は記念撮影をした。
第2部の記念行事は、飯塚幸三計量記念日組織委員長があいさつした。
事前に募集した、計量啓発標語と小学生を対象にした「何でもはかってみようコンテスト」の優秀作を発表、表彰した。標語の最優秀は美濃部好夫さん(松下電器産業(株))の「小さい目盛に大きな信頼 みんなで支える計量管理」。コンテストの最優秀は池田森羅(5年)・池田香寿(2年)さん(茨城県つくば市立手代木南小)の「わが家の楽しいエコロジー生活」。
特別講演は、東京女子医科大学先端生命医科学研究所の伊関洋教授による「脳外科における先端医療技術の現状−外科医の新しい手・目・脳を創る−」。
第3部はレセプションが行われ、関係者が歓談した。計量計測は、産業や学術の基礎を担っている。参会者は旧交を温め、計量が果たす重要な役割について意見を交わした。
計量記念日行事は11月1日を中心に「計量記念日全国大会」のほか月間行事などを含め、地方の計量協会や計量行政機関、計量関係事業所などがそれぞれ計量が持つ機能や計量制度の役割等を強調して実施している。(詳細次号以下)
【プログラム】
[第1部]計量記念日式典=▽開会の辞▽経済産業省式辞▽経済産業大臣表彰状授与▽受賞者代表謝辞▽閉会の辞▽記念撮影
[第2部]記念行事=▽組織委員長挨拶▽何でもはかってみようコンテスト発表及び表彰▽計量啓発標語表彰▽計量記念日特別講演
[第3部]レセプション
経済産業大臣表彰受賞者
◇計量関係功労者(50音順、敬称略、氏名の後のカッコ内は順に、年齢、所属・役職)▽猪瀬良成(81、(株)大成堂代表取締役)▽貝塚正彦(64、元(株)金門製作所取締役常務執行役員)▽柿本武恒(59、(株)柿本商店代表取締役社長)▽菊池宗平(54、京都府計量検定所検定第一課長)▽小比田秀康(55、(株)第一測範製作所執行役員品質保証部長)▽関口幸雄(65、元(社)日本計量振興協会常務理事)▽武重剛(61、長野計器(株)取締役品質保証部長)▽谷學(60、グリーンブルー(株)代表取締役)▽谷元正範(54、(株)応用地学研究所代表取締役)▽土田泰秀(58、東洋計器(株)代表取締役社長)▽角田昇(59、角田昇製革所事業主)▽登坂雄造(69、(株)昭和測器代表取締役社長)▽吉池潤一(71、長野計器(株)取締役副社長)[計13名]
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