日本計量新報 2008年2月3日 (2709号) |
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原価増を転嫁できずに売上げ増も減益傾向
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日本計量新報 2008年2月3日 (2708号) |
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計量士技術講習会を開催
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東京会場のようす
(社)日本計量振興協会は、計量士の資質向上のための講習会を、東京と大阪で開催した。今回開催したのは「リフレッシュ基礎コース」で、東京会場(日本計量会館)が104名、大阪会場(チサンホテル新大阪)が128名受講した。
計量制度の重要な役割を担う計量士への期待が高まっていることから、同会は計量士の資質向上が不可欠であるとして、段階的に研修内容をレベルアップし、各段階ごとに同会の認定証を発行する研修教育の実施を検討してきていた。
今年度は「リフレッシュ基礎コース」として、「法令・国際規格」「計量管理概論」「計量機器概論」を実施した。
同会は、従来の研修は一方通行的な講義形式であり、受講者の理解度が検証できず、研修などで得た知識、技術能力・管理能力をきちんと社会へ示すことができないとしている。研修会で「理解度チェックシート」を活用して、受講者の講義内容への理解度を確認し、一定の基準をクリアした受講者に「認定証」を発行することにより、社会に対して知識、技術能力・管理能力をきちんと示すことは、計量士の職域の拡大にもつながると期待している。
同会は、実施状況や地域の計量士会からの意見をもとに、テキスト内容や実施方法について常に見直しや改善をして、講習制度の充実をはかりたいとしている。
今回の講義内容は次のとおり。▽開講にあたって▽計量法令▽国際規格ISO9001と計量管理▽計測の不確かさと統計手法▽商品量目の管理▽JCSS▽ISO/IEC17025▽非自動はかりの使用中検査(性能要件及び試験方法)、JIS基準に基づく検査方法(JISB7611−2)▽計量器概論▽理解度チェックシート記入/修了証配付