日本計量新報 2008年4月27日 (2721号)
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産総研計測標準研究部門が組織変更
計量標準システム科を設置
標準物質システム科を改組・強化したもの
情報科学の専門家加わる
4月1日付で(独)産業技術総合研究所計測標準研究部門(田中充部門長)の標準物質システム科が計量標準システム科に組織拡大した。情報科学の専門家が新たに3名加わり、業務と組織を拡大させたもの。計量標準システム科長には前計測標準研究部門主任研究員の前田恒昭氏が着任した。
計量情報システム研究と標準物質開発・供給の2グループで構成
標準物質システム科を組織拡大した計量標準システム科には、新たに情報科学の専門家が3名加わった。
同科は、計量情報システム研究グループ(3名)と標準物質開発・供給グループ(3名)の2グループで構成されている。
特定計量器のソフトウェア審査・試験技法の開発
計量情報システムグループは、非自動はかりを含む特定計量器のソフトウェア審査・試験技法の開発、さらに、圧力を含む遠隔校正システムの検証および妥当性評価技術の研究・開発などを推進する。
化学分野の計量トレサ普及のしくみつくり
標準物質開発・供給システム研究グループは、計量標準の中核機関としての役割を活かし、化学分野での計量トレーサビリティを普及するしくみをつくっていく。
具体的には、緊急性が高いがSIにトレーサブルな標準物質が整備されていない分野に標準物質を迅速に供給するシステムの開発と、国内で安定して供給され利用されている校正用標準物質について技術的要件に基づき当面トレーサビリティソースとして妥当であることを公表していくしくみを研究する。
小池昌義前標準物質システム科長は、3月31日付で定年退職した。
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日本計量新報 2008年4月27日 (2721号)
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一般計量教習を募集
願書提出期限は5月23日
教習期間は9月2日から12月2日
(独)産業技術総合研究所は、2008(平成20)年度後期一般計量教習を募集している。入所定員は40名。教習期間は、9月2日から12月2日まで。願書提出期限は5月23日。
一般計量教習は、計量法が規定する計量に関する業務に従事する経済産業省、都道府県、市町村、指定定期検査機関、指定検定機関、指定計量証明検査機関、特定計量証明認定機関、指定校正機関の職員と、計量士になろうとする人が対象。計量士になるにはさらに特別教習を受講する必要がある。
詳細、別紙様式などの情報は、(独)産業技術総合研究所のホームページhttp://www.nmij.jp/metroltrain/で公開されている。
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日本計量新報 2008年4月27日 (2721号)
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日本電気計測器工業会
新「計測会館」竣工
東京・日本橋に5階建ビル
(社)日本電気計測器工業会(内田勲会長)の新しい「計測会館」(東京都中央区日本橋蛎殻町)が4月16日竣工し、同日に会員のほか関係官庁、報道関係者に披露された。
新しい「計測会館」の新住所は、東京都中央区日本橋蛎殻町2−15−12。地下鉄3駅に近い交通至便なオフィス街。同会館は「省エネルギー。だれでも使いやすく人にやさしい。安心・安全・セキュリティー」をコンセプトに、日本中の会員を結ぶ拠点として、より円滑な工業会の活動をサポートする会館にふさわしい安心・安全な施設作りを実現している。工業会の活動基盤であるコミュニケーションを重視し、会員が使いやすく快適な空間となっている。また省エネルギー、セキュリティーの強化に取り組んでいる。
新「計測会館」建設は、旧「計測会館」があった虎ノ門付近の都市再開発によって、2007年1月に仮事務所に移り、「計測会館(新館)」は平成19(2007)年8月に着工し、このほど竣工した。新しい会館は、敷地面積は249.93平方メートル、うち建築面積は164.25平方メートル、地上5階で延床面積は781.28平方メートルとなる。業務の移転は5月7日に完了する。
【計測会館(新館)の概要】
▽敷地面積=249.93平方メートル▽建築面積=164.25平方メートル▽延床面積=781.28平方メートル▽階数=地上5階▽所在地=〒103−0014、東京都中央区日本橋蛎殻町2−15−12▽電話03−3662−8181▽FAX03−3662−8180▽交通案内=地下鉄半蔵門線「水天宮前駅」徒歩3分、日比谷線「人形町駅」徒歩7分、浅草線「人形町駅」徒歩10分
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