日本計量新報 2008年8月24日 (2737号)
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計工連が景気・業況・施策等に対する意見調査実施
65%が「景気は徐々に悪化する」
厳しい見方、増える
設備投資、個人消費など不振
09年度の設備投資計画は本年度なみ
(社)日本計量機器工業連合会(宮下茂会長)は会員企業を対象に、景気・業況・施策等に対する意見調査を実施した。回答者の65.4%が景気動向に関して「徐々に悪化する」との見方をしている。前回調査より15%増えた。今回の調査期間は6月13日〜8月7日。原油、原材料高を背景に設備投資や個人消費の伸びが鈍化するなど、景気の減速感が増すなかでの調査だった。今回の調査対象は114社で、65.8%の回答率。
当面の景気動向は、現状で推移が大幅減
当面の景気動向に関しては、「ほぼ現状で推移する」との回答が前回調査の47・1%から24・0%に減少。「徐々に悪化する」が50.0%から65.4%へと大幅に増えるなど、厳しい見方をしている。「急速に悪化する」は1.3%。
6カ月後は「住宅投資」「個人消費」が不振
先行き6カ月後の経済諸指標の見通しに関して、「公共投資(56.0)」「民間設備投資(52.0)」「住宅投資(72.0)」「個人消費(70.7)」はいずれも「不振」とする回答が最も多く(カッコ内の%)、なかでも「住宅投資」「個人消費」は70%以上の回答者が「不振」としている。
大陽日酸によると、顧客がトラックスケールを所持していない場合や、基地が近くにない場合、配送ルート上に適当な計量所がない場合に虚偽の計量証明書作成をしていたという。
「雇用所得」は「横ばい」とする回答が65.3%と最も多くなっているが、前回調査からは11.8%減少し、「低下する」が14.3%から33.4%へと大幅に増えている。
「製品価格」は上昇、「原油価格」はさらに高騰
「株価」は「横ばい」48.0%、「低下」40.0%であり、前回調査とほぼ同じ見方。「製品価格」は72.0%の回答者が「上昇」するとしている。
「輸出」「輸入」は6割以上の回答者が「横ばい」としている。「為替」は前回調査では60.0%が「円高」基調としていたが今回は21.3%に減少し「横ばい」とする見方が27・1%から62.7%に増加。
「原油価格」については81.4%の回答者がさらに「高騰」するとの見方をしている。
会員業況は、「やや悪い」、「悪い」が増える(1)
会員企業の業況に関して、2008(平成20)年4月〜9月見通しでは「良い」「やや良い」が合わせて18.6%、「ほぼ横ばい」38.7%、「やや悪い」「悪い」が合わせて41.4%であった。前回調査に比べ「非常に良い」「良い」「やや良い」合わせて18.5%程減少、「やや悪い」「悪い」は14.3%増。
(次号以下につづく)
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日本計量新報 2008年8月24日 (2737号) |
(社)日本分析機器工業会
「2008分析展」開催
9月3日〜5日、幕張メッセ国際展示場で
(社)日本分析機器工業会(堀場厚会長)は「2008分析展」を、9月3日(水)から5日(金)まで、千葉市の幕張メッセ国際展示場で開催する。今年で46回目。
今年のテーマは「分析からはじまる新たなステップ」。基礎から最先端・最新の分析技術まで、環境分野からライフサイエンスまで様々な分野に貢献する分析技術を一同に展示し、「分析」に関して世界有数の規模で開催される総合展示会である。展示規模は1130小間、327社。出展社増により会場を4ホールに拡張し、「新技術説明会」「コンファレンス」全てにおいて過去最大規模で開催される。入場は無料。ホームページ上での事前登録(8月24日23時59分まで)をしておくと、入場がスムーズにできる。
併催事業として「新技術説明会」、「JAIMAコンファレンス」(2日(火)から)を開催。(社)日本分析化学会と共同して「東京コンファレンス」も開催する。
「新技術説明会」は、出展企業による技術・情報についてのセミナー。過去最多324テーマを実施する。聴講料は無料。各テーマの入場登録の要否は、発表各社に要問い合わせ。
「JAIMAコンファレンス」は、JAMIMAや業界団体の主催で35テーマが開催される。コンファレンスの性格を学術的、技術指向からマーケティング、人材育成等の企業活動に関連するテーマを含む。聴講料、テキスト代、事前登録の要否などの最新情報はホームページで確認が必要。
(社)日本分析化学会と共催する「東京コンファレンス」では、新たな分析機器の開発と応用展開に向けて、日頃分析関連業務の最前線で創意工夫を重ねている人々の生きた話題を紹介。参加費は東京コンファレンス3日通し券で事前3000円、当日4000円。1日券は2000円。
また、環境問題に役立つ分析機器を扱う分析展として、「国際サンゴ礁年2008」記念イベントを行う。内容は、夏の環境セミナー「未来に残したい海とサンゴ礁」(3日(水)14時〜)とパネル展示。セミナーには、自然写真の名手である高砂淳二氏を迎える。いずれも入場無料。
【日時】9月3日(水)〜5日(金)10時〜17時
【会場】幕張メッセ国際展示場5・6・7・8ホール(〒261−0023、千葉県千葉市美浜区中瀬2−1)、幕張本郷駅〜海浜幕張駅〜幕張メッセ間に無料シャトルバスを運行
【入場料】無料
【問い合わせ先】担当:佐久間・小川、〒101−0054東京都千代田区神田錦町1−10−1サクラビル3F、電話03−3292−0642、FAX03−3292−7157、電子メールwebmaster@jaima.or.jp、ホームページhttp://www.jaimashow.jp/
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