第59回計量士国家試験
2009年3月1日(日)、全国9カ所で実施
願書受付は10月15日(水)〜31日(金)
願書配付は10月1日(水)〜31日(金)
2009年実施の第59回計量士国家試験が、2009年(平成21年)3月1日(日)に全国9カ所で実施される。願書受付は、10月15日(水)〜31日(金)まで。計量士は、出願者が1万人を超す国家資格である。近年では環境への関心が高まっていることもあり、とくに環境計量士への出願が多い。第58回の合格者は、1077名(受験者数7192名、合格率15・0%)、環境計量士は合格者868名(受験者数6131名、合格率14・2%)である。受験資格に制限はない。経済産業省が主導する計量制度の見直し過程でも、計量士の活用が検討されており、今後も社会の重要な役目を担う国家資格である。試験案内は官報や経済産業省のwebサイトに掲載している。
※経済産業省のwebサイトhttp://www.meti.go.jp/information/license/data/c80901aj.html
計量士は計量法第122条に規定された国家資格である。計量に関する専門知識・技能を有する者に資格を与え、適正な計量の実施を確保することが目的である。
計量士は一般計量士、環境計量士(濃度関係)、環境計量士(騒音・振動関係)の3つの区分に分かれている。計量士になるには、経済産業大臣の登録を受けなければならない。
登録には(1)計量士国家試験に合格し、かつ経済産業省令で定める実務経験その他の条件を満たす、(2)(独)産業技術総合研究所計量研修センターが実施する一般計量教習(通常年2回実施、入所期間3カ月)と一般計量特別教習(2カ月)を修了し、実務経験などの条件を満たし、かつ計量行政審議会の認定を得る、のいずれかの方法をとる。
合格基準は約6割の正答率
経済産業省では、2001年から計量士国家試験の合格基準を明らかにしている。2008年3月2日実施の第58回計量士国家試験の合格基準は、以下の2つの条件を両方とも満たすものであった。ただし、科目の試験免除がある受験者は、(1)を満たせばよい。
(1)専門2科目の合計
▽試験区分が環境計量士(濃度関係)にあっては、100点以上(25/50 問)
▽試験区分が環境計量士(騒音・振動関係)にあっては、116点以上(29/50 問)
▽試験区分が一般計量士にあっては、120点以上(30/50 問)
(2)共通2科目の合計
▽全試験区分とも、120点以上(30/50問)
実施要項
【試験期日】2009(平成21)年3月1日(日)
【試験場所(試験地)】北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県
【受験願書受付期間】2008(平成20)年10月15日(水)〜10月31日(金)(郵送で受け付け。当日の消印有効)
【受験手数料】いずれの区分も受験手数料として、8500円の収入印紙を受験願書に貼付する。(受験票送付のため、必ず50円切手を受験願書の所定の場所に貼ること)
【受験願書受付先】受験を希望する試験地の各経済産業局または沖縄総合事務局担当課(全国9カ所)へ、郵送(書留、簡易書留または配達記録)で申し込みをする。封筒の表に「計量士試験願書在中」と明記する。(担当課は別項を参照)
(4面につづく)
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