日本計量新報 2008年10月19日 (2745号) |
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東北・北海道計量協会08年度ブロック会議
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左から、大会の様子、計量功労者表彰式、あいさつする西秀記連合会長
「2008(平成20)年度東北・北海道計量大会」は、10月9日正午に受け付け開始、参加者は会場の食堂で昼食をとった後、会議に臨んだ。
午後1時30分に「2008(平成20)年度東北・北海道計量大会」が開会。西秀記連合会長(青森県計量協会会長)が「地域の産業と生活の発展を計量がしっかり支えていくことができるように関係者がこぞって一致協力していきたい」と挨拶した。そのあと計量功労者表彰式が挙行された。計量功労者表彰者は大場和夫氏(山形県計量協会)、星敏男氏(宮城県計量協会)、鈴木和男氏(秋田県計量協会)、高田昇氏(計量計測技術センター)、瀧田哲男氏(福島県計量協会)、土田照美氏(北海道計量協会)、小田桐正氏(青森県計量協会)、柳谷竹子氏(青森県計量協会)の8名で会長から表彰状と記念品が贈呈された。
つづいて大会記念事業の発表があり、恒例によって開催地福祉施設に社会福祉協議会を通じて計量器を贈呈した。今回の贈呈品は「体組成計インナースキャンBC−560」であった。
このあと「くらしを守る確かな基準・計量・計測」「モラルの向上・環境計量・品質管理」のスローガンを掲げて、これらの達成・実現に最善を尽くすことを決意し、「地球環境や食の安全を守るために環境計量や品質管理そして計量管理の重要性はますます高まっている」という文章を盛り込んだ大会宣言を採択した。
第57次東北六県北海道計量協会連合会総会は午後2時40分に開会。役所関係の来賓の一部は大会のみの出席のため退席した。
連合会総会の協議では、公益法人改革と計量協会の在り方、適正計量管理事業所制度の普及推進、暮らしと計量展へのオートレース補助金が出なくなったのは何故か、などが議題で、とくに公益法人改革と計量協会の在り方は、山形県計量協会、宮城県計量協会、福島県計量協会の3県から提案され一括して協議した。国が考えている公益法人改革は天下り先の温床となっている社団法人などの数を半分ほどに減らすことを動機付けとしているもので、公益性に対する要求が現在の制度と対比すると非常にきびしい。この案件と計量展へのオートレース補助金のことについては日本計量振興協会の専務理事が説明した。また適正計量管理事業所制度の普及推進に関しては、計量法見直し作業のなかで掲げられたこの項目に賛同し、制度の一層の発展を希望して議題へ盛り込んだもの。経済産業省計量行政室長が適正計量管理事業所制度発展の方策を説明した。
議題には次期開催県の項目があり、持ち回りによって山形県の番であり、山形県計量協会の小林信治会長が引き受けの挨拶をした。開催地は山形市で、2009(平成21)年10月8日(木)、9日(金)に開かれる。
(議題協議の詳細等は次号以下)