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日本計量新報 2009年4月5日 (2768号)

1月の計量計測機器生産額
電気計測器226億円、分析機器124億円

半導体・IC測定器は前年比80・7%減
試験機、ユーティリティメーターは増

経済産業省が3月13日に公表した2009年1月分の機械統計確報によると、計量計測機器の生産額はおもなところで前年同月比で増えたのは、ガスメータ6.4%増、試験機17.0%増である。減ったのは、電気計器2.4%減、工業用長さ計13.0%減、電気測定器(半導体・IC測定器を除く)41.7%減、半導体・IC測定器80.7%減、工業用計測制御機器8.4%減、医用測定器10.1%減、工業用計重機19.3%減、精密測定機(光学測定機を含む)30.8%減、分析機器22.1%減。3月30日公表の2009年2月分の速報では、増えたのは医用測定器10.1%増で、減少したのは電気測定器(半導体・IC測定器を除く)33.9%減、半導体・IC測定器79.9%減、工業用計測制御機器21.6%減、分析機器23.2%減、と厳しい結果になっている。


生産指数は、電気計測器45.2、計測機器84.7

電気計測器の09年1月の生産額は機械統計確報では201億7400万円。(社)日本電気計測器工業会のまとめでは、226億1700万円(集計項目が少し異なるため)で、前年同月比37.5%減である。

生産能力指数は、電力量計は原指数97.6、前年同月比0.0、工業用計測制御機器は原指数97.9、前年同月比0.3増、ガスメータは原指数92.1、前年同月比6.1減。

電気計測器は37.5%減

電気計測器の09年1月の生産額は機械統計確報では201億7400万円。(社)日本電気計測器工業会のまとめでは、226億1700万円(集計項目が少し異なるため)で、前年同月比37.5%減である。

電気測定器は61.6%減

以下工業会のまとめによると電気測定器が77億6600万円(前年同月比61.6%減、以下かっこ内は前年同月比)。

電気測定器の内訳を見ると、電圧・電流・電力測定器は6億8700万円(24.8%減)、波形測定器4億6000万円(53.2%減)、無線通信測定器9億2500万円(24.9%減)、回路素子・材料測定器1億900万円(75.6%減)、伝送特性測定器2億4500万円(58.9%減)、光測定器4億3700万円(40.5%減)、測定用記録計・データ処理装置6億2900万円(4.0%減)、その他の電気測定器23億200万円(48.6%減)である。

半導体・IC測定器は80.7%減

生産金額で電気測定器の25.4%を占める半導体・IC測定器は09年1月は、生産金額は19億7200万円(80.7%減)となった。前月比でも53.4%減。10月から大幅に減っている。

工業用計測制御機器は100億円

電気計測器の工業用計測制御機器は94億6500万円(9.0%減)である。前月比では15.4%減。

内訳は、プロセスオートメーション用計測制御機器92億9600万円(9.0%減)、ファクトリーオートメーション用計測制御機器は1億6900万円(8.6%減)となった。

(次号以下につづく)

日本計量新報 2009年4月5日 (2768号)

A&D ブルートゥース内臓血圧計・体重計
UA−772PBT、 UC−321PBT

左から、「水の三重点セル」と水の状態線図」、丹波純氏

(株)エー・アンド・デイ(東京都豊島区東池袋3−23−14、古川陽社長)は、20008年12月より、ブルートゥース内蔵の無線通信機能付血圧計UA−772PBT、体重計UC−321PBTの2機種を発売している。

ブルートゥース通信モジュールを搭載した血圧計・体重計で、在宅・遠隔医療、健康管理システム等へ、パソコンや携帯電話、携帯端末等(同社のデバイス用に設定された機器)のアクセスポイントを通じて、血圧・体重の測定値データや測定日時を、機器測定後に自動送信する。在宅医療、遠隔医療や介護、健康管理システム等のシステムインテグレータ(企業、団体)向け。

同社は、ブルートゥース利用が先行している欧米で、世界に先駆け06年からブルートゥース内蔵血圧計・体重計の販売を開始。既に数多くのシステムインテグレータに測定器を供給しており、在宅、介護の医療システムで利用されている。国内では、最近になってブルートゥース対応のパソコンや携帯電話、周辺機器等が増える傾向にあり、今後、医療・健康管理システムへの利用拡大が見込めるため、販売を開始した。

将来は、業界団体のコンティニュア・ヘルス・アライアンスが作成したガイドラインに準拠した医療、健康データの通信プロトコルであるIEEEll073、及びブルートゥースHDPにも対応を予定している。

日本計量新報 2009年4月5日 (2768号)

人事異動
経済産業省知的基盤課計量行政室

【転入】法定計量一係長新藤恵子(通商政策局経済連携課・経済連携推進専門官)

【転出】大黒麻里(計量行政室法定計量二係、東北経済産業局地域経済部情報・製造産業課へ)


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