日本計量新報 2010年5月30日 (2823号)
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(社)イシダ社長に石田隆英氏
経営を次世代に引き継ぐ
5月19日付で就任
石田隆一氏は取締役会長に
計量機器のトップブランドメーカーの(株)イシダ（京都市左京区）は5月19日、株主総会後の取締役会で石田隆英（いしだ・たかひで）副社長（40）が社長に昇格する人事を決めた。就任は同日付。社長交代は42年5カ月ぶり。石田隆一社長（73）は代表権のない取締役会長に就いた。経営を若い世代に引継ぎ、海外での市場開拓などをさらに強化するため。
マサチューセッツ工科大MBA所持
石田隆英社長は隆一会長の長男。1970（昭和45）年2月24日生（40歳、京都府出身）。明治大学、オレゴン大学卒。2007（平成19）年マサチューセッツ工科大学経営大学院修了（MBA）。97（平成9）年4月の(株)イシダ入社以来、技術本部副本部長、取締役技術本部長、常務取締役を歴任。主に商品開発や品質管理などを担当してきた。08（平成20）年から取締役副社長。
5月19日、定時株主総会後の取締役会で、石田隆英取締役副社長の代表取締役社長への昇格と、石田隆一代表取締役社長の取締役会長への就任を決めた。
隆一氏は07（平成19）年、経営を次世代に引き継ぐことを公表していた。本紙（2010年1月1日号）のインタビューでも「次の世代の人々にうまく、たすきを渡していきたい」と語っていた。
(株)イシダは、石田隆一氏が67（昭和42）年に代表取締役社長に就任以来、発展を続けている。42年5カ月におよぶ社長在任中、計量器を核に包装、検査、表示などの分野へ事業を拡大し、積極的に海外展開も進めている。
隆英氏の社長就任により、海外での市場開拓の強化など、事業のさらなる発展を図っていく。前記インタビューでも、イシダの理念は不変であり、新社長もこの理念を引き継ぎ、時代の状況に適応させながら社業を発展させる旨が示されていた。
【会社名】(株)イシダ
【創業】1893年5月23日
【会社設立】1948年10月26日
【資本金】9963万円
【連結売上高】724億7000万円（イシダ単体売上高516億7000万円、2009年3月決算）
【グループ従業員数】2804名（イシダ単体従業員数1355名、09年6月21日現在）
【本社】〒606－8392、京都市左京区聖護院山王町44番地
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日本計量新報 2010年5月30日 (2823号)
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埼玉県計量士会
創立40周年記念式典開く
第43回通常総会も同時開催
埼玉県計量士会は、5月18日(火)、埼玉県さいたま市「ホテルブリランテ武蔵野」で、第43回通常総会と、同会の創立40周年記念式典を開催した。
■通常総会
13時45分からの通常総会で、2009（平成21）年度事業報告をし、2009（平成21）年度決算書について承認した。続いて、2010（平成22）年度事業計画（案）についても報告、2010（平成22）年度収支予算（案）について承認した。
2010年度の事業計画（案）は以下のとおり。
(1)埼玉県計量士会創立40周年記念事業の実施、(2)代検査事業の推進、(3)適正計量管理主任者養成のための講習会の開催、(4)計量技術法令講習会の開催、(5)埼玉県計量協会事業への参加・協力、(6)関係官庁及び関係計量団体との協調、協力および交流
■創立40周年記念式典
15時30分から、創立40周年記念式典を開催。
同会の藤田益司会長が挨拶をし、功労者表彰と感謝状の贈呈を実施した。
功労者受賞者は、伊藤和也氏、菅野和男氏、黒崎隆雄氏、佐々木康文氏、寺田三郎氏の5名。感謝状は(株)寺岡精工と(株)新光電子に贈呈され、それぞれ(株)寺岡精工早川昌男氏と(株)新光電子岡崎稔取締役相談役が受け取った。
来賓として、埼玉県計量検定所石島徹所長と(社)日本計量振興協会秦勝一郎常務理事が祝辞を述べた。
■記念講演「これからの計量制度と計量士」
40周年を記念して催された講演は、（独）産業技術総合研究所小島孔計量研修センター長による、「これからの計量制度と計量士」。法定計量制度の変遷や制度変更の目的を説明し、行政の現在の状況や課題、計量標準の整備状況、計量トレーサビリティと不確かさなど、計量をとりまく現在の状況を詳しく解説した。
17時からは、レセプションを開催。
会員の角田和一郎氏、(社)埼玉県計量協会吉川輝征会長、(株)新光電子岡崎稔取締役相談役が、来賓祝辞を述べた。 |
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