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私の履歴書 蓑輪善蔵(日本計量史学会会長)                 

日本計量士会での仕事

国試直前講習会

 この頃になりますと職員も増え計量士会の運営も順調に進むようになり、一般計量士国家試験準備の直前講習会を新設、試験科目別の傾向別問題集を作成、財政的余裕を生むことが出来るようになりました。1987年計量士会副会長を兼ね、計管協の理事にもなっていました。1983年に計量士登録に現住所記載が削除されたこともあって1988年、一般、環境計量士、都道府県、特定市、計量器使用事業場についての実態調査を実施しています。倉瀬公男計量教習所を委員長とした実態調査委員会を組織し、日環協に協力してもらい実施しました。

後任専務理事人事

 原会長からは数年前から退任の意向が示されていましたが、この年漸く叙勲の目途が付き会長交替と専務理事選任の準備に入りました。私は専務理事適任者としては早くから東京都計量検定所の平井さんと思っていましたので、所長の中村さんに正式に懇望をしました。平井さんも定年前でしたが引き受けてくれることになり安堵しました。しかしこれには一悶着が待っていました。計量課長にこの人事を話した所、機情局所管の社団法人の専務理事人事は、局次長の権限で、しかも都道府県の課長では承認できないと、この時は私も腹を立て、計量教習所長退職時における通産省の不実、計量士、計量士会に対する取り扱いの不満等をあげつらい、計量課長と直談判をしましたが、なかなか了承が得られず、文書での抗弁書を提出しようとしましたが、これは副会長の戸谷さんに止められ、最後は、以後の専務理事については事前に了解を取るという計量士会会長の念書を入れることで決着をつけました。

 計量行政には随分と協力してきたつもりですが、いつの計量課長か分かりませんが計量課長引継ぎのメモに、私の名前にアンチMITI とあると話してくれた課長がいました。こんなことが尾を引いていたのかもしれません。

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