第20回全国計量士大会

第20回全国計量士大会が、3月4日、ホテルインターコンチネンタル東京ベイで開催された。

今回の大会テーマは「これからの計量士が取り組む計量管理」

第20回全国計量士大会のようす

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日本計量振興協会は「第20回全国計量士大会」を、3月4日、東京都港区のホテルインターコンチネンタル東京ベイで、約60名の参加で開催した。

今回のメインテーマは「これからの計量士が取り組む計量管理」。計量管理に関連する3件の発表がありました。新型コロナウイルスの感染防止を考慮して会場内は十分な対策を講じて開かれた。

2年ぶりの開催となる第20回全国計量士大会のメインテーマは、「これからの計量士が取り組む計量管理」です。

計量士は、計量器の検査その他の計量管理を的確に行うために必要な知識を有する者として登録された者ですが、現状、実際の活動分野は、ほぼ特定計量器の代検査、指定定期検査機関、適正計量管理事業所の業務にとどまっています。分野毎に見たその業務量に大幅な変動はなく推移しています。これからの計量士にはこの状態から抜け出す工夫や具体的に新たな業務を取り込み、公正、公平に実践することが期待されています。その結果で評価され職域、業務拡大に繋がることが重要である。

計量士資格が若い方にとって、魅力があり、業として生活が成り立ち将来展望を持てるものでなければなりません。今回の取り組みは、こうした方向を目指し具体的な一歩を踏み出して行くため提言をしていくものです。法定計量分野を基礎としつつ職域、業務拡大を視野に時代の要請である国際規格や自主管理としての品質管理及び文書管理へ的確に対応することが必要です。

これら課題について、長年の経験を踏まえた計量士部会委員からパネラーを選び提言・意見の発表をしていきます。その後、参加者との意見交換を行います。

全国計量士大会は、同会計量士部会の企画立案のもと、計量制度の変化や技術革新に関わる最新情報を提供するとともに、参加者相互の情報交換の場を設け、計量士の職域拡大と力量の向上を支援することを目的として開催している。今年で20回目。

新型コロナウイルスが感染拡大している状況を考慮して、会場内は十分な対策を講じて開かれた。また政府方針等により、来賓に予定していた行政関係者は参加を見合わせた。

総合司会は、堀田圭一日計振計量士部会委員がつとめました。

金井一榮計量士部会長が開会の辞を述べた。金井氏は、今回は2年ぶりにしかも第20回の節目の開催ということで。本来でしたら盛大に開催するとことですが、そんな中でも記憶にのこる大会になるとおもっています。ともすると受動的な計量をデジタル化によって能動的に変わっていくことを期待しています。今回の発表を参考にして、計量士が一つの塊となって活用していただき能動的に変わっていただきたいと期しています。

つづいて鍋島孝敏日本計量振興協会会長の主催者あいさつがつぎのとおりありました。をした。

自動はかりの指定検定機関においては計量士の皆様の活躍が期待されております。ニッケイシンでは検定の技術講習会の開催を積極的に進めていく計画をしております。またはかりの検定は、機器の精度管理にとどまらず、計量器を使っている現場の工場全体の計量管理に繋がっていく仕事ではないかとかんがえています。その意味でこの度の全国計量士大会のメインテーマである「これからの計量士が取り組む計量管理」はまさに時期を得たもので、これからの新しい時代に必要な計量士の業務拡大につながるものと期待しております。

河住春樹専務理事からは状況報告として、「一般社団法人日本計量振興協会の計量士関係事業の取り組み状況」を簡潔に説明がありました。

つぎに桑山重光日本計量振興協会計量士部会副部長が、コーディネーターとして意見交換を進行しました。

今回の発表は、

1，「（大病院の計量管理の現状改善に努めよう」提言者　松山辰夫愛知県計量連合会　計量士部会長　計量士。

2，「はかり　あらためからの脱却」提言者　吉川勲京都府計量協会　副理事長　計量士

3，「持続可能な計量制度を考える」適正な計量管理の推進に向けて　提言差　すえさきしげる福岡県計量協会　理事　計量士。の3題。

意見交換では、桑山重光コーディネーターの司会で提言された3氏も交えて進行しました。

桑山重光計量士部会副部会長が閉会のあいさつをされました。