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日本計量新報 2009年5月31日 (2775号)

第17回品質工学研究発表大会
6月29日〜30日、東京都品川区で

「技術者パワーを発揮させる品質工学」
特別講演は寺島実郎氏

 品質工学会(会員数2400名、矢野宏会長)は、第17回品質工学研究発表大会を6月29日(月)、30日(火)にきゅりあん(東京都品川区)で開催する。厳しい経済状況にもかかわらず研究発表テーマは111件に上り、多くの企業の経営者がモノづくりを革新する品質工学に高い期待を寄せていることを感じさせる。(関連記事→5面)

   

 


品質工学研究発表大会は、品質工学会が毎年開催する発表大会。昨年は1300名以上の参加者が集った。  今年の大会テーマは「技術者パワーを発揮させる品質工学」。技術者が技術開発に専念するために必要なトップマネジメントの意識改革、長期的視野に立った汎用性の高い加工技術や要素技術の蓄積、顧客が必要とする商品の開発等を考える。  今年は、壇上発表とポスター発表合わせて111件に上る発表が行われる予定。ポスター発表は、議論のポイントを5分程度で説明するオーガナイズドセッション(OS)と、自由討論の時間を設ける。

 30日の特別講演は、日本総合研究所所長・多摩大学学長の寺島実郎氏による「日本創生と技術開発」。政治・経済・社会から文化、歴史まで幅広い分野で日本を代表する論客として知られる氏が、日本の技術開発のあるべき姿について語る。  研究発表の詳細は、品質工学会WEBサイト(http://www.qes.gr.jp/)に掲載。

【日時】6月29日、30日

【場所】きゅりあん (東京都品川区東大井5−18−1)

【主催】品質工学会

【参加費】▽品質工学会会員=1万円(一般)、3千円(学生)▽非会員2万円(一般)、6千500円(学生)

【開催プログラム(概要)】

◇6月29日(月)
【壇上発表】▽10時30分〜12時10分「QEの推進と活用」(大ホール)▽13時15分〜14時30分「QE教育」(大ホール)▽10時30分〜12時10分「加工技術(1)」(小ホール)▽13時15分〜14時55分「加工技術(2)」(小ホール)▽15時10分〜17時10分「表彰式(精密測定技術振興財団品質工学賞論文賞、ASI賞、富山県経営者協会品質工学賞、貢献賞)及び受賞記念講演」(大ホール)
【ポスター発表】(展示時間10時30分〜15時)▽材料系(1)(A会場、OS+自由討論10時30分〜12時15分)▽自動車(A会場、OS+自由討論13時15分〜15時)▽化学系(B会場、OS+自由討論10時30分〜12時15分)▽画像形成(B会場、OS+自由討論13時15分〜15時)▽機械系(1)(C会場、OS+自由討論10時30分〜12時15分)▽機械系(2)(C会場、OS+自由討論13時15分〜15時)▽生活系(大会議室、OS+自由討論10時30分〜12時35分)▽MTシステムの応用(大会議室、OS+自由討論13時15分〜15時)

健康機器は、家庭用血圧計の主要マーケットであるロシアにおいて大幅な減収となったが、新市場の英国では家庭用血圧計や体重計がテレメディスン事業向けに売上を伸ばしている。国内市場を中心とする医療機器は、円高の影響は殆ど受けず、携帯型血圧計及び全自動血圧計は好調を維持し増収となった。

営業利益については、円高の影響による家庭用血圧計の利益率の低下に加え、ロシア現地法人の販管費が増加し大幅減益となった。この結果、売上高は159億84百万円(前年同期比6・9%減)、営業利益は28億5百万円(前年同期比41・5%減)となった。

◇6月30日(火)
【壇上発表】▽9時15分〜9時45分、品質工学会総会(大ホール)▽10時〜11時40分「SN比とその応用」(大ホール)▽12時45分〜14時25分「機械系(3)」(大ホール)▽10時〜11時40分「医学・薬学」(小ホール)▽12時45分〜14時25分「電気系(1)」(小ホール)▽14時45分〜15時55分、特別講演「日本創生と技術開発」(大ホール)▽16時〜16時20分、表彰式(精密測定技術振興財団品質工学賞発表賞、品質工学会会長賞、大会実行委員長賞)(大ホール)
【ポスター発表】(展示時間10時〜14時30分)▽電気系(2)(A会場、OS+自由討論10時〜11時45分)▽ソフトウェア(A会場、OS+自由討論12時45分〜14時30分)▽機械系(4)(B会場、OS+自由討論10時〜11時45分)▽材料系(2)(B会場、OS+自由討論12時45分〜14時30分)▽加工技術(3)(C会場、OS+自由討論10時〜11時40分)▽加工技術(4)(C会場、OS+自由討論12時45分〜14時30分)▽工程管理(大会議室、OS+自由討論10時〜11時45分)▽解析手法(大会議室、OS+自由討論12時45分〜14時30分)
【申し込み先】WebまたはFAX(03−6268−9350)
【問い合わせ先】品質工学会事務局(〒101−0051、東京都千代田区神田神保町3−19−1九段インテリジェントビル7階、電話03−6268−9355、FAX03−6268−9350)

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