5年後に売上50億円をめざす
ー力センサをコアに事業分野拡大ー
安西 正光
新光電子(株)代表取締役社長 vol.5 |
日本計量新報 2008年9月28日 (2742号)3面掲載
週に1日は自己投資に使う
−−休日はどのようにすごされていますか。
現在は、週休2日制ですから2日間休みがあります。昔は休みは週に1日でしたね。ですから、増えた1日は自分の投資のために使う、というのが私の考えです。これは最初に入社した会社で随分教育されました。よく宿題も出されました。
ですから、私は土曜日の午前中は勉強の時間に充てています。さまざまな本や資料を読んだり、英語を勉強したりしています。もちろん仕事のときもあります。
−−どのような本を読まれますか。
仕事に関係する会社管理の実務的なものからMOT(技術経営)関係の本を読んだりしています。通信教育もやりました。コンスタントにやっているのは英語の勉強ですが、一向にレベルが上がりません。技術レポートも読みます。その他、はばひろくいろいろな本を読むようにしています。
午後は、エクササイズをして体を鍛えるようにしています。これは9年続いています。
日曜日は、遊びのための時間に充てるというのが、私の休日の使い方です。
趣味は山登り
−−遊びの時間というのは何をされていますか。
私はもともと山登りが趣味です。学生時代から山へ行っていました。
40歳くらいまでは、春、夏、秋、冬と1年をとおして山登りをしていました。正月はだいたい山中で過ごしていました。
私は南アルプスの北岳という山が好きです。山容が雄大で、山頂からは富士山などもよく見えます。深田久弥が讃えた日本百名山のうち60以上は登っています。
最近は5月の連休には海外旅行をするようにしています。行き先は、ヨーロッパやアメリカでなく、アジアや中近東へ行っています。一番好きなのは中近東です。とくにイランが好きです。本当に感激します。
雪山、砂漠、オアシス、蜃気楼の4つが同時に見られるのがイランなのです。そしてイランには歴史ある古い文化があります。自然と文化、そういうものに惹かれます。
−−いそがしいなか、よく時間がとれますね。
遊ぶにも努力が必要です。
自分への投資は必ず身につく
週に1日は自分に投資するという習慣は、私が社会人になってから、ということは30年以上たちますがずっと続けています。これはわたしにとって非常に役に立っています。
週に1日、通信教育をしたり、本を読んだりということで自分に投資をしますと、ある程度は必ず身につきます。これはよかったなあと思っています。
3つの柱で50億円の売上を実現する
いろいろ申し上げましたが、まとめますと、当社の事業分野は、計測、計量、物流計測、計量管理の4つのカテゴリーに大別されます。現在の主力事業で天びんやカウンティングスケールなどの計量事業分野が大黒柱ですが、これだけですと一本足打法になりますので、今後第二、第三の柱として、メジャーボーイの物流計測事業分野に力を入れなければなりませんし、力センサをコア技術とした組込み型センサなどの計測事業分野をもっと伸ばしたいと思っています。
計量をサポートする計量管理分野も、今後さらに計量の信頼性がもとめられるようになりますので、新たなビジネスチャンスが生まれると思っています。
きちんと目標を見据えて、中長期計画の最終年には50億円の売上を実現していきます。
−−ありがとうございました。
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