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日本計量新報 2014年5月4日 (3009号) |
駅前商店街の衰亡とホームセンターの勃興中央高速道路の甲府盆地は4月中旬には桃の花がさかんに咲いて桃色に染まる。3月の豪雪によって8割ほどの果樹栽培のハウスが壊れたことが嘘のようである。安倍晋三首相はこの時期に甲府盆地の果樹栽培農家を訪れて被害からの復興助策を打ち出すことを再度明言した。安倍首相と面会した農業者は後継者が農業をつづけることができる農業政策を強く要望したことをテレビとラジオは取り上げた。葡萄栽培も桃栽培も大きな規模で営農している人でも単純に自営できない状態にある。父ちゃんは会社に勤めにでて、爺ちゃん、婆ちゃん、母ちゃんが、畑に出て働くというのが普通の状態である。桃の花が咲いて華やかにみえる果樹栽培農家の営農実態は、安倍首相が取り上げる一部の成功者とは離れている。 |
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