大型トレーラーが横転、軽乗用車が下敷きに3人が死亡 規定量より10トン超の過積載車両
9月8日午前8時46分頃、千葉市若葉区中野町の道路で、大型トレーラーと軽乗用車が関係する事故が発生して軽乗用車が下敷きとなり、軽乗用車に乗っていた家族の男女3人が死亡。大型トレーラーを運転していた会社員の男(26)を逮捕。
現場は、千葉東金道路中野インターチェンジ付近の千葉市若葉区中野町の県道三差路交差点。左折しようとした大型トレーラーがバランスを崩して右側に横転し、対向車線で信号待ちをしていたとみられる軽乗用車が下敷きになった。この事故でトレーラーの積み荷の鉄くず約37トンが現場に散乱。軽乗用車の男女3人が約6時間後に救出されたが、死亡が確認された。
事故のあった道路は高速道路に続き、1日中交通量が多い。
駆け付けた消防が重機がないと救出は不可能と判断し、近くの建設業者にクレーン車とショベルカーを要請、救助作業にあたった。
警察の取り調べに対し、容疑者の男は「鉄筋を37トン分積んだ」「荷物を積み過ぎたかもしれない」と供述している。警察はトラックの総重量に対して、10トン以上の過積載の状態だった可能性もあるとみて、調べている。