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最新の天びん特集 2009秋 (2)-2

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特集記事 製品紹介

村上衡器製作所
バックライト付き液晶表示
電子天びん「UX型」

(株)村上衡器製作所(大阪市旭区赤川2−10−31、村上和雄社長)は、バックライト付き液晶表示の電子天びんUX型を発売している。
 自動上皿天びんの使いやすさそのままにデジタル化。計量部と表示部が同一視野に入るデザインで機能性に優れている。独自の新機構による完全防塵ケース付き。吊り下げ計量用フックを内蔵している。
 JCSSロゴマーク付校正証明書は別途料金で発行する。

【主な機能】▽個数はかりとして使えるカウンティング機能▽パーセント表示機能▽上下限設定機能▽定量値の設定により設定範囲内で鳴るOKブザー▽アナログ感覚で使えるバーグラフ表示機能

【主な仕様】
▽液晶表示(LCD)=字高10・9mm▽使用温度範囲マイナス5℃〜35℃▽重量=約1・4kg

ザルトリウス
オートセルフ校正機能搭載電子はかり
「ザルトリウスCPAシリーズ」

ザルトリウス・メカトロニクス・ジャパン<(株)(東京都品川区北品川1−8−11、ピーター・グリムリー社長)は、オートセルフ校正機能 isoCAL搭載の電子はかり「CPAシリーズ」を発売した。読み取り限度1μg〜1g、ひょう量2g〜34kgまでの30器種。価格は13万5000円から175万円。

同シリーズは、オートセルフ校正機能「isoCAL」を搭載。設置場所の重力加速度の違いから生じる重量誤差の校正のほかに、微妙な温度変化による感度ドリフトの自動校正および、出荷時に設定された内蔵タイマーによる自動校正を行う。耐久性・精度・信頼性に優れた「ニューモノリスィック計量セル」を採用。優れた繰り返し性と非常に短い安定所用時間を可能にしている。

型式「CPA2P」は、読み取り限度1μgのミクロ天びん。「CPA2P−F」は静電気対策用に大型の網皿を使用しているので110mmφのフィルター測定も可能。

製品前面の表示部は、ヨーロピアンブルー・バックライトを採用し、文字高は16・5mm。操作場所の照明状況にかかわらず、ひょう量値の読み取りがしやすい。操作キーは実験用手袋をはめていても操作しやすいクリックキーを採用。

ISO/GLPに準拠し、品質保証に必要なひょう量・校正データを出力できる。RS232Cインターフェースが標準装備、プリンタやパソコンに接続可能。パソコン用接続ケーブルは、RS232C用とUSB用がある。

メトラー・トレド 電子天びん
「XPミクロ天びん」

メトラー・トレド(株)(東京都台東区池之端2−9−7、電話03−5815−5515、ゲルハルト・ケラー代表取締役社長)は、Excellence Plus XPミクロ天びんシリーズ全4機種を発売している。 

XPミクロ天びんは、最小表示が1μg〜0.01mgでひょう量は22g〜52g。比較的大きな風袋容器への微量サンプルのμgオーダーでの直接量り込みを可能にした。

二重計量に伴う計量ミスを排除するので、特に高価なサンプル計量における大幅なコストセーブとリスク削減に貢献する。従来XS分析天びんに採用されている背面懸架方式格子状計量皿「スマートグリッド」や、XP上皿天びんに採用されている日本語表示タッチスクリーンカラーパネル「スマートスクリーン」、非接触センサー「スマートセンス」を搭載。

また、天びんの水平が保たれていない場合、ユーザーに天びんの傾きを警告する「レベルコントロール」、自動開閉風防ドア、計量結果に影響をあたえる内部熱を自動コントロールする「ITC」といった数々の革新的技術を集大成し、極めて簡単な操作性と最高の計量能力を実現した。RS−232Cを標準搭載しているほか、ネットワーク化に柔軟に対応するため7種類のインターフェイス(Bluetooth、イーサネット等)に対応している。PCやプリンター等の周辺機器とのワイヤレス接続や、天びんをLANに接続して計測データの取得をするといった拡張性を備えている。

また、内蔵型イオナイザー(オプション)は帯電したサンプルを瞬時に中和するため、迅速で安定した計量結果が得られるだけではなく、サンプル飛散によるクロス・コンタミネーションの危険性も排除する。

【XP ミクロ天びんのラインアップ】▽XP26=ひょう量22g、最小表示0.001mg、税込価格186万9千円▽XP26DR=22g (3.1g)、0.01mg(0.002mg)、131万7千円▽XP56=52g、0.001mg、227万85百円▽XP56DR=52g(11g)、0.01mg(0.002mg)、207万9 千円

島津製作所
ユニブロック搭載の分析天びん
「AUシリーズ」

(株)島津製作所(京都市中京区西ノ京桑原町1、電話075−823−1110、中本晃社長)は、アルミニウム合金から一体成形によって製作した同社独自開発の質量センサー“ユニブロック”を搭載した分析天びん「AUシリーズ」を発売している。

信頼性、高速応答性、使いやすさの3要素をとことん追求した分析天びん。セミミクロ(0・01mg)分析天びんをはじめ、ひょう量・最小表示の異なる4シリーズ(AUW−Dシリーズ、AUWシリーズ、AUXシリーズ、AUYシリーズ)、合計10タイプから選べる。

PSC完全自動校正付き(AUW−Dシリーズ、AUWシリーズ、AUXシリーズ)。感度に影響を及ぼす室温の変化があったとき、天びんがそれを関知して自動的に校正を開始する。

タイマーCAL機能で、あらかじめ設定した時刻に自動的に校正することも(AUW−Dシリーズ、AUWシリーズ)。

Windowsパソコン上のソフトに天びんのデータを直接取り込めるWindows直結機能内蔵。宝石などの計量の際は、カラット単位での表示も可能。オプションの比重測定キットを付けることにより、比重計としても使用できる。

島津製作所
ユニブロック搭載の分析天びん
「AUシリーズ」

 オーハウス(東京都台東区池之端2−9−7、メトラー・トレド(株)オーハウスグループ)は、信頼性と操作性を追求した分析天びん「ディスカバリーシリーズ」を発売している。

主な特徴は以下の通り。▽ソフトウェア「SmarText」を搭載し、各計量モードやメニュー設定時にユーザーを的確にサポート。▽温度センサーによる自動校正機構搭載。校正用分銅を2つ内蔵することで、より高精度の直線性の確保を可能にした。▽両サイドに配置されたTare(風袋)キーは利き手を問わない操作を可能にしている。また、独立した4つのダイレクトキーで、メニュー設定時の操作を簡略化。▽計量皿とその円周のリングはそれぞれ取り外しが可能で、クリーニングが容易。▽バックライト搭載液晶表示。

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