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過積載を防止する計量計測機器特集(1)

特集記事 製品紹介

宝計機製作所
ロードメーター RW−Pシリーズ

(株)宝計機製作所(山口県柳井市柳井3889、電話0820−22−0389、政田寛社長)のトラックスケール「ロードメーターRW−Pシリーズ」は、持ち運べるのが大きな特長だ。薄型コンパクト設計で持ち運びが可能、バッテリー充電式で電源不要なので場所を選ばずどこでも手軽に計量ができる。通常のトラックスケールと違って基礎工事も不要。産業廃棄物の計量や過積載防止など様々な計量に対応している。

 2台〜最大6台までの計量台がプリンタ内蔵型指示計に接続可能。2台の計量台でも各軸重を計量し合計することで車両総重量が計測可能になっている。

【仕様】(タイプ=ひょう量、目量の順)
▽RW−05P=5t、2kg▽RW−10P=10t、5kg▽RW−15P=15t、10kg。◇精度=0・1%。◇防水性=IP65。◇計量台(タイプ=H×W×D×Lの順)(mm)▽RW−05P=39×500×400×670▽RW−10P=39×900×500×934▽RW−15P=39×900×500×934。◇計量台重量=各34<CODE NUMTYPE=SG NUM=831C>◇指示部重量=9・2kg◇電源=AC100V又はバッテリー式。

田中衡機工業所
各種トラックスケール

(株)田中衡機工業所(新潟県三条市福島新田丙2318−1、電話0256−45−1251、福山匡社長)の超薄型トラックスケールFTS型は、本体高さ30cmの超薄型。フラットな場所なら容易に設置可能、移設も簡単に行える。データ処理等(プリンタやカードリーダー遠隔表示器)のオプションも充実し、変場条件、作業内容にあわせ最適システムが選択でき、用途に応じて自在にシステムアップができる。トラックが載る部分である載台は型鋼、鋼板製の主桁とデッキ(数枚)により構成されており、デッキは主桁に摩擦、配合ボトルナットで締結され、十分な強度となっている。

 小型車用TT型トラックスケールは高精度、省スペース(高さ27・3cm、設置も簡単で、小型車のトラック計量に最適。本体は埋め込み式と据置式の2タイプ、指示計はプリンター有りの3機種と無しの2機種で用途に応じて選ぶことができる。

【仕様】▽超薄型トラックスケールFTS型(ひょう量=15t〜50t、目量=5kg〜20kg、載台寸法=2400×5500mm〜3000×13000mm▽小型車用TT型トラックスケール(ひょう量(目量)=4t(1kg)、6t(2kg)、10t(2kg・5kg)、15t(5kg・10kg)、重量検出=マルチロードセル式(ピット式、ピットレス式)

大和製衡
次世代形トラックスケール

「次世代形トラックスケール」を使用することにより、危険を認識しながらも手間と計量時間がかかるなどの理由で拒否感を持つ運転手の心理的障害を解消できるとともに企業の法令遵守の向上、計量待ちのために渋滞するトラックの排ガス抑制など企業の社会的責任(CSR)の遂行に多大な貢献をする。

【主な特長】
安全面の向上をはかる
(1)車重、軸重、輪重が同時に計量できるオールインワンタイプ
 従来のトラックスケールは車重計、軸重計、輪重計が別々のものとされていた。運送関連会社や計量センターに設置されているスケールのほとんどが車重計であり、荷崩れやパンクの原因となる軸重、輪重を計量せずに運行している。「次世代形トラックスケール」は、乗り込み時からの荷重の変化をデジタルロードセル(荷重検出器)で検出、そのデータを同社のテクノロジーで解析し、総重量はもとより軸重、輪重、さらに積荷の片寄り、いわゆる偏荷重までを一度に計量し、モニターに映し出すことができる。オールインワンタイプの今までにないトラックスケールである。

計量効率をアップ
(2)スピーディーな計量で排ガス対策
 計量時間15秒の無停止計量で渋滞を緩和。
 「次世代形トラックスケール」は、トラックが乗り込んでから計量結果が印字されるまでわずか15秒という速さを実現した。これは従来製品に比べて2倍の速さとなり、現在では世界一のスピード。
 これにより、計量待ちのために渋滞するトラックの排ガスを大きく抑制でき、企業の環境対策にも貢献する。
 また、モード切り替えで無停止計量が可能であり、事前にトラックの車番を登録しておけばスケールの上を通過するだけで計量結果を残すことができる。

機能面の充実
(3)安全を証明するトレーサビリティ機能
 「次世代形トラックスケール」が内臓する新形のデータプロセッサは2000件の車番登録と1万件の計量結果を保存することができ、運送における法令遵守体制の要となるトレーサビリティを実現できる。
(4)設置済みのトラックスケールにも対応可能な柔軟性
 設置済みのトラックスケールを簡単に「次世代トラックスケール」にすることができる。ロードセルとプロセッサーのキット交換を行うだけで「次世代形トラックスケール」にすることができるのである。基礎部分の高さ調整とプロセッサーの取り付け工事だけでよく、従来の載台はそのまま利用できる。

 

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