多種多様な条件でも最適なツールを用意している
トルク機器は、工業製品の製造ラインにおいては製作作業とともに検査をし、また車輌、装置等の故障や事故を未然に防ぐ点検・検査をする、なくてはならないものである。
世界的なマーケットでトップ企業である株式会社東日製作所(本社=東京都大田区、辻修社長)のトルク機器は、ユーザーの使用頻度、動力、用途、表示方式、使用現場の環境、トルク値のセット方式などのさまざまな取り合わせから最適のツール(トルク機器)を選択することが出来る豊富な機種を用意している。
トルクとは
トルクとは、「力×長さ」で表わされる「力のモーメント」である。SI単位では、N・m(ニュートン・メートル)で表記される。簡単に「トルク」とはボルト又はナットを締めたり、ゆるめたりする時のスパナやレンチを回すための力である回転力のことをいう。ネジやボルトの締め付けの際に使われるが、物と物を固定する力を軸力という。軸力は測定することが困難なため代用特性としてトルク管理を行うのが一般的である。
トルク機器の種類と選定
トルク機器は、ボルト・ナットなどねじの締め付けトルクを測ったり、決められたトルク値に締める場合に使われる。前述の通り、使用頻度、動力、用途、表示方式、使用現場の環境、トルク値のセット方式によってさまざまな機器がある。
東日製作所のトルク機器の選定フローチャートを見てみると、まず使用頻度によって動力源別(動力式/手動式)となり、動力式をたどると、駆動源(電動式/エア式)、締付方式(半自動/全自動)、固定方式(固定式/手持ち式)、形状(ピストル式/ストレート式/アングル式)となる。
同様に手動式をたどると、用途で検査用直読式を選択することになり、表示方式(デジタル/アナログ)、アナログ方式(ダイヤル型/プレート型)となる。作業用は、シグナル式を選択することとなる。あとはトルク値のセット方式によりプリロック型、プリセット型、単能型がある。そのほか、ボルトを締め付けるレンチ、ネジを締め付けるドライバ、特殊なトルク計測向けの機器などがあり、締め付けトルク値の容量によっても大小さまざまな機器がある。
豊富ななかから最適のツールを選びだすのは困難な作業だが、最近リニューアルした同社のホームページ(HP)を使えば簡単に機種の選択が出来る。HPの真ん中ぐらいに機種選択の機能を持たせたコンテンツがあり、いろいろと条件を照らし合わせていけば絞り込んだ機種が紹介され、あとはその中から選択すればいいようになっている。最終的なカタログページが表示されても、代替製品の紹介、アクセサリ、技術資料、使用方法等がリンクされていて、購入する段になっても迷わない。
【所在地】
▽本社=東京都大田区大森北2−2−12(〒143−0016)、電話03−3762−2451▽東京営業所(トルクセンター) =電話03−3762−2452
▽大阪営業所=電話06−6374−2451
【東日製作所ホームページ】http://www.tohnichi.co.jp/
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