東京計量士会
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2019年(平成31年)東京計量士会新年交歓会が、2019年1月25日、東京都港区港南の「松鶴」(ソニーシティ内)に約40名が参加して開かれた。
司会は、檜林功常任理事(事務局)。
小林悌二会長があいさつした。
小林悌二会長
☆東京計量士会の新年交歓会のようすと、小林会長のあいさつ(動画、YouTube)
来賓を代表して、林久美子東京都計量検定所長と河住春樹日本計量協会(日計振)専務理事があいさつした。
林久美子東京都計量検定所長
河住春樹日本計量協会(日計振)専務理事
印南武雄参与の乾杯の発声で、交流を深めた。
印南武雄参与
ビールやワインを酌み交わしながら歓談。
締めは、清宮貞雄東京都計量協会会長による一本締め。桑山重光副会長が締めのあいさつをした。
清宮貞雄東京都計量協会会長
桑山重光副会長
小林会長は次のようにあいさつした。
今年は、定期検査証印などの年号表記が西暦になったほか、自動はかりの検定や指定検定機関など、いろいろな変化がある。
目が離せない1年になるので、いろいろ情報収集をして、対応していきたい。
林東京都計量検定所長は次のようにあいさつした。
今年は、キログラムを含むSIの基本4単位の改定があり、計量制度の改正関連でも具体的に動きがある節目の年である。
東京都計量検定所も一歩前に出て検定所をPRしていきたい。それが計量の重要性や位置づけを高めることにも結びつく。その一環として東京都の動画チャンネル「東京動画」のスペシャル番組として「計量検定所ってなに? 知られざる計量の世界」(https://www.youtube.com/watch?v=tX_RFLZAFScを、配信している。
東京計量士会も、計量士の仕事を理解してもらうために、外部へ向かって大いに発信して欲しい。
人材の育成も重要である。計量士の認知度を上げるためにも、レベルアップを期待している。
計量士会とは連絡を密にして、協力してやっていきたい。
河住日計振専務理事は次のようにあいさつした。
計量団体も現在のところ数団体が指定検定機関になるために準備を進めている。
日計振は、自動はかりに関して2つの研修会を実施する。1つはメーカーの協力を得て自動はかりの実機研修。もう1つは、検定に関する技術講習会である。これは検定ができる計量士の育成を目的にしている。研修会、講習会の活用をお願いしたい。
1、計量士の知識、技能の向上を図るため、計量技術研修会、研修見学会を実施し、また意見交換会を開催している。
2、会員向けに年3回会報を発行し、様々な情報の提供や会員相互の交流に努めている。
3、一軸試験機やはかり等の計量器の検査や校正をおこなう。
4、百貨店や食品製造会社、医薬品製造会社からの委託を受け、計量管理を推進する。
5、計量士が小学校を訪問し出前計量教室を開催し、計量器の制作や計量単位等について実技や講義で分かりやすく教え、計量についての興味や理解を深めてもらっている。
6、計量記念日に都民に計量の普及啓発等をおこなう。
7、計量に係る法制度や計量に関するさまざま動向についての調査研究をおこなう。
8、総会、三役会、理事会活動で、同会の事業活動を決定し予算を決定する。
9、日本計量振興協会や計量器機工業連合会等でおこなわれる各種委員会やJISの検討委員会に会員を派遣している。
10、関東甲信越地区の計量士会または計量部会、および計量協会で構成されるブロック会議を持ち、各種諸問題の検討や情報交換をおこなっている。
11、永年貢献してきた方々を表彰し、また表彰推薦している。
沿革は、1970年(昭和45年)年9月に、日本計量士会東京支部として設立し、2000年(平成12年)年4月1日に、日本計量士会が、日本計量協会、計量管理協会と統合され、日本計量振興協会が発足したのを機に、東京計量士会として歩み始めた。
計量士のほか本会の趣旨・目的に賛同する個人や法人に、また、地域は東京に限定せずに広く門戸を開放している。現在会員は130名を超えている。
特徴は、日本計量振興協会をはじめ計量関係団体、計量行政機関等と密接な協力関係を保ち、また都民や小学生等に計量の普及活動について努めている。