2007年5月 13日(2674号) 20日(2675号) 27日(2676号) |
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日本計量新報 2007年5月13日 (2674号) |
知識経済社会と情報発信意欲とインターネット利用能力新しい技術を理解することには理解が要ることが多い。司馬遼太郎氏が戦車隊の乗組員であったときに戦車のエンジン始動をはじめとする電装系のことを人に説明しても理解を得られなかった。自動車にはエンジンと電装系があって、スターターを入れると蓄電池の電源から電気モーターに電気が送られてこれが回転することによってエンジンをキックする役目を果たすためにエンジンが始動し、同時にまた発電機が機能するのでライトやその他の電装系が働く。こうしたことは自動車に慣れると「ああ、そうか」と感覚で理解できることである。しかし、初めて自動車としての戦車にさわる人には何が何だかわからないとキツネに化かされたような面持ちになる。 |