2009年6月 7日(2776号) 14日(2777号) 21日(2778号) 28日(2779号) |
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日本計量新報 2009年6月7日 (2776号) |
計量法に惑わされて計量器を見ない計量の世界の人々計量法はその「守備範囲」を縮める。ユンケルス式流水型熱量計、ボンベ型熱量計、ベックマン温度計、アネロイド型血圧計のうち圧力の検出部が電気式のもの、抵抗体温計の5器種を検定検査の対象計量器となる特定計量器から削除するのである。ユンケルス式流水型熱量計、ボンベ型熱量計、ベックマン温度計の3器種は検定実績がほとんどないからであり、「アネロイド型血圧計のうち圧力の検出部が電気式のもの」と堅苦しく表現される電子式血圧計、同じように一般には電子式体温計といわれる「抵抗体温計」は、薬事法で計量法とで二重規制されていることから、薬事法の規制に一本化する方がよいという判断に基づく処置である。電子式血圧計、電子式体温計は役所による検定を通す方法ではなくメーカー自己検定方式の指定製造事業者制度を利用していて、この制度を利用して役所が行う検定と同等の効力を持つ「基準適合証印」を付して供給されている。 |
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