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日本計量新報 2013年4月28日 (2962号) |
多摩川土手の餅草を手際よく摘む老婆の本能的生産性に学べ造れば売れる時代がうらやましいと思うのは、造れば売れた時代を知っている人である。物がない、ということは需要が生産を上回っている状態のことである。ある地方の計量器販売を中心とする事業者は、東京で人とのコネがあるために出かければ担げるだけの計量器を仕入れて帰るとたちどころに売れるという面白い状態が続いていて、この後にダム建設のための計測機器の特需や山岳地帯の気象観測によって経営の基礎を築いた。農作物の収穫期には、ハカリ業者の工場の前に農家の人などの行列ができるほどの状態であった。 |
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