2013年7月 7日(2971号) 14日(2972号) 21日(2973号) 28日(2974号) |
社説TOP |
日本計量新報 2013年7月21日 (2973号) |
役所は人々が働くのを助け、ときに少し調整するだけでよい 役所の人が民間の団体の会合ほかの場所にでむいてのあいさつのなかに「民間活力」という言葉があると非常な違和感にドキリとする。「民間の皆さん」という追い打ちの言葉がでると苦痛に身を捩る。NHKは県庁所在地では県庁や県警本部などの隣に位置して、「報道機関」と呼ばれる。行政と警察が発する広報などを報道するのがその中心任務になっているようだ。警察が発表する場に呼ばれると、「警察への取材で明らかになりました」というから、ものは言い方によってなんとでもなるものだと閉口する。ともかく、いまの時代は役所が経済活動を指導したり、産業を発展させるという機能は実際には消えている。ある人は「役所は邪魔だけはするな」と発言する。NHKとは逆のことを印象づける。役所は人々が働くのを助け、ときにそれを少し調整するだけでよい。 |
※日本計量新報の購読、見本誌の請求はこちら |