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日本計量新報 2014年4月13日 (3006号) |
不都合なことをみないことは今を上手に生きるすべだが春一番に咲くのは梅の花である。桜の季節になると衣を一つ外すほどに気温が上がり人の心は弾む。奈良時代の花見は中国から伝来して間もない梅の花をみることであった。平安時代になって、812年(弘仁3年)嵯峨天皇が桜の花をめでる「花宴の節(せち)」を催したと『日本後紀』に記されている。天皇が催す観桜会と観菊会が1880年ころから始まり、これが春の園遊会と秋の園遊会として今もおこなわれている。春の園遊会は4月20日ころであり、東京は八重桜の季節だ。豊臣秀吉の醍醐の花見は4月20日(旧暦3月15日)であった。参加者は男は嫡子秀頼と前田利家だけで、ほかの1300人は女であった。秀吉は5カ月後に死亡する。 |
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