音叉式センサとは、金属音叉は時計や楽器の音の基準になっていることからも、その振動数はきわめて安定しており、正確である。
音叉式センサは、細長い振動子に荷重が加わると振動周波数が変化するという原理を利用している。小さな荷重でも大きく振動周波数が変化するので、この時の力または重量を測定する。
国立天文台は2000年、ハワイ島マウナケア山頂に世界最大の光学式赤外線望遠鏡「すばる」を完成させた。400億円の巨額を投じて建設されたこの天体望遠鏡には、同社の音叉式センサが採用されている。