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【2022年版】「計量計測データバンク」記事(計量計測関連企業情報)

更新日2022年2月4日

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「計量計測データバンク」記事(計量計測関連企業情報)

【2021年版】「計量計測データバンク」記事(計量計測関連企業情報)

 


《目次》

愛知時計電機
水道・ガスのスマートメーターを活用 見守りサービスの実証実験

東日製作所
手動式トルクツールやその試験方法に対する要求事項の国際規格ISO6789:2017に対応開始

エー・アンド・デイ
耐環境性能の強化と高速域の精度向上により、さらに進化したウェイトチェッカ「AD-4961Aシリーズ」を新発売した。

愛知時計電機が代表取締役の異動を発表

島津製作所が代表取締役の異動を発表

島津製作所
においに関する開発・評価の効率化を強力にサポート GC-MS向け香気分析用ソフトウェアを発売

チノー
高速・高解像度で温度分布を正確に捉える走査放射温度計 IR-NAシリーズを発売


愛知時計電機
水道・ガスのスマートメーターを活用
見守りサービスの実証実験

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 愛知時計電機は、2021年12月24日、静岡県掛川市の中遠ガスと「見守りサービス実証実験の実施に関する協定」を締結した。

 この実証実験は、静岡県掛川市内の高齢者世帯13戸を対象として、スマートメーターによりクラウドに自動収集された水道・都市ガスの1時間毎の使用量データを監視する。

 水道使用量では、使用状況が通常と異なる状況を検知した場合に安否確認の連絡を行う「見守りサービス」の有効性について検証を行うとともに、水道とガスの使用量を重ね合せることで、エネルギー使用量のデータが生み出すさらなる価値を探求する。

【検証期間】2022年1月下旬〜2023年1月下旬
【実施場所】静岡県掛川市再開発住宅十九首団地(高齢者世帯13戸)
【役割分担】▽掛川市:実証フィールドの選定・提供▽中遠ガス:ガススマートメーターおよびデータの提供▽愛知時計電機:水道スマートメーターおよびデータの提供

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東日製作所
手動式トルクツールやその試験方法に対する要求事項の国際規格ISO6789:2017に対応開始


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 東日製作所は、2017年大幅に改正された国際規格ISO6789「手動トルクツール」についてその試験方法に対する要求事項に対応を開始した。

同社の代表的製品であるQLシリーズを含む、機械式トルクレンチなど約900製品が対象となる。 それにともない校正証明書と一部製品のトルク範囲と型式名が変更となる。

 ISO6789とは手動式トルクツールやその試験方法に対する要求事項の国際規格。

 現在ISO6789は2017年版が発行されており欧州では運用が開始されているが、現時点で日本工業規格はこれを翻訳した正式なものが発行されていない。したがって日本国内では以前の規格のJIS B4652の2008 年版も有効となっている。

 今後日本国内でもJIS 化され適用されることが予想され、同社は日本のトルクツールメーカーとして先に準拠して行くため規格適用に取り組み、2022年1月からISO6789:2017対応製品を出荷する。

■概要
▽2022年1月以降に生産された製品でISO6789:2017に対応する製品については原則としてISO6789:2017に適用した校正証明書が付属する。ISO6789:2017に対応しない製品については今までと同じ校正証明書が付属する。
▽校正証明書が変わる。「精度」から「相対測定誤差」へ表記が変わる。「相対拡張不確かさ W」を明記するなど。
▽一部製品のトルク範囲と型式が変わる。ダイヤル形トルクレンチ DB(-S)/DBE(-S)。ヘッド交換式ダイヤル形トルクレンチ CDB-S。ダイヤル形トルクレンチ T-S。
▽SI単位と輸出用のメトリック単位(kgf・mなど)はISO6789:2017に対応。アメリカン単位(ヤードポンド法のlbf・inなど)は対応しない。SI単位製品は同社代表的製品であるQLシリーズを含む、機械式トルクレンチなど約900製品。
詳細は東日Webサイトのダウンロード>技術資料からダウンロードしてみることができる。
https://www.tohnichi.co.jp/download_services#type_5


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エー・アンド・デイ
耐環境性能の強化と高速域の精度向上により、さらに進化したウェイトチェッカ「AD-4961Aシリーズ」を新発売した。

 

エー・アンド・デイ(本社:東京都豊島区、代表取締役執行役員社長:森島泰信)は、耐環境性能の強化と高速域の精度向上により、さらに進化したウェイトチェッカ「AD-4961Aシリーズ」を新発売した。

1.ウェイトチェッカ「AD-4961Aシリーズ」の主な特長】

クラス最高性能=新設計のデジタルロードセルユニットと、高速処理が可能なCPUを搭載したコントロールボックスにより、クラス最高の選別精度(:0.08g※1)を実現した。

・高速域の選別精度が最大80%向上=従来機に比べて高速域での精度が最大80%向上した。

・標準防水、洗えるウェイトチェッカ=保護等級:IP65準拠で、水洗い可能で衛生的な検査を実現。

7インチカラータッチパネル=表示部は7インチタッチパネルカラー液晶を採用。新しいLCD採用に従来の製品より、さらに視認性、操作性がアップしている。

USBメモリから画像の取り込み=USBメモリから、計量する製品の画像を本体に取り込むことが可能。画像はサムネイル表示により簡単に設定可能。製品選択時に識別が容易に行える。(USBメモリは別売:AX-USBFLASH-2G

・軽量・コンパクト化=本体の外形が標準サイズで幅700mm、奥行き660mm、高さ710860mm、約35kgと、超小型化を実現した(AD-4961A-2KD2035)。設置や移動が簡単に行える。

・ユニット化=本体がユニット化されているので、必要な部位のみ修理や交換が可能で、メンテナンスがしやすい。また、急なレイアウト変更が必要な場合も、ユーザーが部品の組み換えが行えるため柔軟な対応が可能。

・通信=外部との接続・通信が可能でシステム構築が容易に行え、標準で無線LANを搭載した新しい時代に対応できるウェイトチェッカ。

https://www.aandd.co.jp/products/inspection-machine/checkweigher/che-checkweigher/ad4961a/

 

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愛知時計電機が代表取締役の異動を発表

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愛知時計電機は、2022 年1月31 日開催の取締役会において、次のとおり代表取締役の異動について決議し、発表した。

▽異動の理由=経営体制の若返り及び一層の強化を図るため。

▽異動の内容〔新役職=氏名(旧役職)の順〕

代表取締役会長=星加俊之(代表取締役社長社長執行役員)

代表取締役社長、社長執行役員=國島賢治(取締役 常務執行役員)

取締役=神田 廣一(代表取締役会長)

▽新任代表取締役の略歴

新役職名=代表取締役社長、社長執行役員

氏名=國島賢治 (くにしま けんじ)

出身地=愛知県

生年月日=1963年9月22

略歴=1986年4月愛知時計電機株式会社入社、2007年6月広報秘書室長、2008年4月秘書室長(兼)総務本部副本部長、2009年6月管理統括本部総務人事本部長、2010年4月営業統括本部名古屋支店長

 

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島津製作所が代表取締役の異動を発表

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島津製作所は、指名・報酬委員会の審議・答申を踏まえ、2022131日開催の取締役会で、つぎのとおり202241日付の代表取締役の異動を決議し、発表した。

▽異動の内容〔氏名新職現職〕

取締役相談役=中本晃(代表取締役会長)

代表取締役会長=上田輝久(代表取締役社長)

代表取締役社長=山本靖則(取締役専務執行役員)

※中本晃氏は、20226月開催予定の株主総会にて取締役を退任予定。202241日以降のその他の役員体制は発表する。

▽異動の理由=グローバル市場で、さらなる成長と企業価値向上の実現に向けて、新たな経営指導体制で臨むため。

▽異動予定日=202241

▽新任代表取締役社長の略歴

氏名=山本靖則(やまもと・やすのり)

生年月日=1959(昭和34) 220日生(62)

出身地=福井県

略歴­19834月島津製作所入社、200310月=分析計測事業部試験機ビジネスユニット統括マネージャー、20136月シマヅオイローパゲーエムペーハー(ドイツ)社長、20146月島津製作所執行役員、20176月同常務執行役員就任、同製造・情報システム・CS担当、技術研究副担当、20204月同経営戦略・コーポレート・コミュニケーション担当(現在に至る)20206月同取締役就任(現在に至る)20214月同専務執行役員CFO(現在に至る)

 

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島津製作所
においに関する開発・評価の効率化を強力にサポート GC-MS向け香気分析用ソフトウェアを発売

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島津製作所は、ガスクロマトグラフ質量分析計(GC-MS)による香気(においに含まれる成分のうち、良いにおいを示す成分のこと)分析用ソフトウェア「Smart Aroma Database」を国内外で発売する。同ソフトウェアは、においの中に含まれる複数の成分から、香気を特徴づける特定の成分を簡単に検出するもので、香気成分を高精度に自動検出するとともに、「どのようなにおいか」といった嗅覚によるにおい情報で検出結果からにおいを特徴づけている成分を検索する機能も備えている。

近年、食や生活環境におけるにおいに対して社会的な意識が高まっており、食品・飲料・香料・工業材料メーカーでは「より良いにおいのする高付加価値製品」や「不快なにおいを取り除いた製品」の開発ニーズが生じている。主にガスクロマトグラフ質量分析計(GC-MS)を中心とした分析機器による香気分析を行い、科学的 根拠に基づいた開発を行うニーズが増加している。

同ソフトウェアには、報告事例の多い香気成分500成分以上のGC-MSの分析条件が登録されており、作業時間の短縮につながる。また、分析データと登録された香気成分とをソフトウェアが自動で高精度に照合するため、香気成分の検出を容易に行える。さらに、検出された複数の香気成分について、あらかじめ登録されている嗅覚によるにおい情報(官能情報)を使うことで、においを特徴づけている重要な成分を簡便に見つけることができる。

同社は、これまでにもGC-MSによる異臭分析用ソフトウェア「異臭分析データベース」を開発・発売している。同ソフトウェアを加えることで、GC-MSによるにおい分析をトータルでサポートし、食品・飲料・香料・工業材料メーカーの研究開発や品質評価・管理の効率化に貢献する。

【新製品の特長】

▽香気成分を高精度に自動検出=データベースに登録されている香気成分の分析データとの類似度合いから、香気成分の検出の有無・種類をソフトウェアが自動で判断する。従来の手法に比べ、分析データを目視で照合する必要が無くなり、解析の省力化を図ることができるとともに、検出結果の精度向上を実現する。

▽においを特徴づける重要な成分を簡単に発見=検出された複数の香気成分から、あらかじめ登録されている官能情報とにおいの強度を用いて、においを特徴づけている成分の絞り込みが可能。さらに、絞りこんだ香気成分について、データベースによりSIMMRM分析といった高感度分析が簡便に行える。

▽多様なシステムに対応=香気分析では、サンプルの形態や濃度に応じて様々な前処理方法が用いられるため、同ソフトウェアは、様々な前処理装置とGC-MSの組み合わせに対応している。さらに、香気分析で使用例の多い、におい嗅ぎGC-MSとも組み合わせて使用できるため、実際に検出されたにおいを嗅いで確認することも可能。

 

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チノー
高速・高解像度で温度分布を正確に捉える走査放射温度計 IR-NAシリーズを発売

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チノーは、走査放射温度計「IR-NAシリーズ」を2021123日に発売した。

 

主な対象市場は鉄鋼・自動車等で、高付加価値鋼板の生産・加工プロセス等での温度管理に適している。IoTにも対応しておりWebからの設定・監視やPLCへの直接接続など、最新の製鉄ラインでのご要求にも対応できるインターフェイスを兼ね備えている。

 

一般的な放射温度計が非接触で点の温度を測定するのに対して、走査放射温度計IR-NAシリーズは4096画素のリニアアレイを搭載し、一軸方向の温度 データを取得する。鉄鋼の熱延鋼板や線材、鋼管溶接部など高速移動物体を150Hzの走査速度で幅方向にスキャンすることで、2次元温度分布データとして温度管理を行うことも可能。

 

測定温度範囲は6001400℃で高温の測定対象をターゲットとしており、測定対象の表面状態による温度指示の変化が少ない測定波長を使用し、製品の品質管理向上につなげることができる。

走査角は25°50°3種類が用意されているため鋼板の温度分布には広角タイプ、線材などの温度測定には狭角タイプを用途に応じた機種の選択が可能。

 

【主な特長】

▽高解像度=4096画素のリニアアレイを搭載し、微細な温度分布データ取得が可能。

▽高速走査=150Hzの走査速度で移動物体の温度を確実にとらえる。

IoT対応=高性能CPUを搭載しWebサーバ機能によりインターネットを介して機器の設定や計測データを各種端末からブラウザでリアルタイムにリモート監視が可能。

▽レーザ投光3点による簡単位置合わせが可能。

 

【主な仕様】

▽測定範囲=6001400℃

▽画素数=4096画素(リニアアレイ)

▽走査速度=80150Hz(設定変更可能)

▽走査角=25°50°

 

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