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日本計量新報 2012年12月16日 (2946号) |
計量行政が細って動物愛護などの行政事務が増大する現代テレビ、ラジオなどが伝えるニュース報道などの言葉は、日本に住む人々の言葉に作用する。テレビなどは文章をつなぐ助詞の「が」「を」などを「について(に就いて)」という言葉で代用する。「について」は、格助詞「に」に、動詞「つ(就)く」の連用形と接続助詞「て」の付いた「につきて」の音変化、である連語だ。そのもともとの意味は「ある事柄に関して、その範囲をそれと限定する。」であるが、これに助詞の役割をさせておくと、助詞の使い方が極めて楽になるというか手間が省け、なおかつ間違いに似た状況を消してしまう。しかしニュース用語に用いられる「について」は極めて曖昧な用語であり、多くの場合日本語になっていない間違い言葉であると受け取ることができる。 |
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